シーン45機械兵士。
魔王軍の幹部であるというシャロン。
そいつは過去のフレアちゃんを知る者だった。
するとシャロンが何かに気がつく。
『おや…………ボルドー様からの通信か……………』
そしてシャロンは何かで通信をしているようだった。
今がチャンスなのかも…………そう思い構える私達。
するとシャロンはその通信を終える。
『フン…………どうやらあなた方とのお遊びをしている時間はなさそうです…………ですが……あなた方にはここから地獄にでも向かっていただきましょう…………では……あなた方が生きていればいつかまたお会いいたしましょう。』
そう告げるとスーッと消えていくシャロン。
『消えた……………』
『地獄ってなにさ………………あいつの事……………知ってるんだねフレアちゃん。』
『…………………………………うん……………過去にね…色々と………………………。』
悲しげな笑みでそう告げたフレアちゃん。
だけどその時…………この洞窟内に異様な殺気を感じたの。
『コレは………………………。』
『アイツの捨て台詞…………もしかしてここに何かが!?』
キャリッシュちゃんと私も身構える。
すると………………。
ゴゴゴと地鳴りが聞こえてくる。
『なに!?この音……………。』
『お嬢……………コレは……………お気をつけください………………………。』
『なにかの嫌な気配を感じる…………』
『僕のシルフも焦りだしましたぞ………コレは…………………』
するとその時…………………。
奥の方から数名の誰かしらの声が聞こえてくる。
『コレは………一体どういうことだ!?』
『でも……監視の目が薄くなって…………ここまで何とか来れたな……このままここを出よう。』
『ええ………きっと子供達が待ってるわ……私達が帰ってあげなきゃ。』
そんな声が聞こえてくる………すると村の子供達も走り出す。
『!!???パパ達の声かも!!???』
『うんっ!!アレはきっと私のママの声だよ。』
そんな声をあげる子供達………だけれど私は何故か不安を感じてしまう。
『皆…………………。』
すると私の表情を察したかのように声をあげるサーベルさん。
『フェルノ殿…………この状況を今は……………。』
そう言ったサーベルさんがシルフに命じる。
『我が魔神……シルフよ………………その風で仲間達を守れ……………はあああーーーーーーっ。』
ブオンっと周辺に巻き起こりはじめる風………。
すると彼の槍先からは風が巻き起こりその姿を現したのは風の精霊シルフちゃん。
『んんっ!?どしたどした!!???』
『おおっ………シルフ殿……よくぞ応えてくださった。』
『ああ………さかなっちか…………』
『ああとはなんですか!?』
『いやいや中々君シルフ使いが荒いなあって思ってさあ。』
『ぐぬぬ……まあ今はそれどころではないのだ………あの子供達をこれから近づいてくる強敵から守ってやってて欲しいのだ。』
『んんっ?ほおそういう事か……………あーでもでも………そうなったらアンタ自身に貸してやれる力が減るけどいいのかい?』
そう告げたシルフちゃん………きっと魔神といえど器用に力を分散させるのも難しいのだろう。
すると、サーベルさんが笑顔を見せる。
『ああ………この僕は大丈夫だ……………………僕はたとえこの身が果てたとしても…………………。』
『子供達を守りたい!!!』
私はそんなサーベルさんにドキリとしてしまう。
『フッ…………流石ですな………サーベル殿……ならばこのわしもこの身をお嬢に捧げますぞ!!』
フンっと巨大なハンマーを振り回し構えるドエルゴ。
『ふふ………………なら私も……………フェルノ…………行くわよ!!きっとこれからくる魔物はこれまで以上に本当に恐ろしい魔物なんだわ……。』
『キャリッシュちゃん………………私もやるよ!!皆で目の前にこれから現れる強敵を倒すんだから!!!!!』
どんどん加速し近づいてくる魔物の気配!!!
そして目の前の壁からギシギシと音を立てている。
その時…………奥から大人達がなだれ込んできたのだった。
『おおっ!!子供達がいるぞ!!』
『ああ!!ルアーノがいるわ!?』
『ああっ!!!??パパとママ達だ!!!』
『本当だ!!!僕のパパもママも助かったんだ!!』
大人達も自分たちの子供達の姿を見たのか安心した表情を浮かべ、我が子達との対面を果たす。
ところが魔物の気配がどんどん近づいてくる。
『皆!!!!逃げてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』
私達の大声が響き渡ると同時に地中からボコボコっと這い出し姿を現したのはなんと恐ろしい姿の巨大な機械の兵士だったのだ。
『機械兵士!!!!!???』
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