11.リソースは効率よく投入する必要がある。切り捨ても社会にとって必要なことである。
単発版が長くなりすぎたので、分割改稿するものです。
内容は大筋では変わりません。
とりあえず、後半は分割しただけです。徐々に改稿します。
■リソースは効率よく投入する必要がある。切り捨ても社会にとって必要なことである。
次は、発達障害で苦しむ理由を書きます。
平均に合わせてそこに集中してリソースを集中するから、低コストで高レベルの教育が行えるのです。100%の効果を出すのに100の金がかかるとした場合、20の投資で80%の効果が出ます。
私は二割八割の法則と呼んでますが、パレートの法則と言うそうです。
これは、少しの投資で大部分の効果を得ることができると言う法則です。
人間の特性は一人一人違いますが、能力を測定して並べると正規分布しています。
なので、ほとんどの人は真ん中付近にいます。
真ん中あたりに大部分の人が居るのですから、そこに合わせて投資するのが効率的であり、そこから外れる部分は控えるというのは合理的です。
現在の何倍のコストかけたところで、効果はたいして上がりません。追加投入するコストと向上が比例しません。
ガチャガチャとかと一緒です。20回回せば、それなりに種類が集まりますが、全部制覇しようとすると、物凄い回数回す必要があります。
平均から外れる人は捨ててしまえば良いわけです。
捨ててくれれば、まだマシなのですが、困ったことに、捨ててもくれません。
産まれたときから誰かの義務の対象になっちゃってるからです。
親は学校に行かせる義務が、先生には脱落させない義務が。
本人には何の得もなくても、周囲の人が役目を果たすために犠牲になるわけです。
それでさらに被害を受ける。それが障害なのです。
皆が真面目にやるべきことを真面目にやればやるほど、障害者の被害が大きくなります。
社会は平均の人にしか対応していないからです。
無駄な努力を求められます。努力で何とかなるのは平均に近い人だけです。
平均から離れた人は、平均に合わせて決められた方法で努力してもあまり効果がありません。
でも、無駄な努力を求められます。
被害が広がるくらいなら切り捨てた方が両者にとって良い結果が出る可能性があります。
これについては、できれば改善を期待したいです。
少なくとも、誰かの義務のために本人が被害を受けると言う状況は改善して欲しいです。




