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最強騎士だったけど転移したらニートだった件 (仮)  作者: さいだー
???

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87/123

真相

「それって‥‥‥まさか‥‥‥」


思わず生唾を飲み込む

ノエルとネムも同様だ



「そう‥‥‥セイラの事だよ」



今病床に伏せているおばさん

宿屋のおばちゃんだと思っていたあのセイラがまさか‥‥‥


「それって元王妃って事なんだよな?」




ヨキ婆さんは何も答えずただ頷く


と言うことはネイソンは‥‥‥



「あいつは‥‥‥ネイソンは元王子様って事か?」



「そうだよ

でもあの子は‥‥‥何も知らないんだよ


時が来たら話そうとセイラと話していたんだけどね

家出したきりだったから‥‥‥



小さい頃の記憶で城下に住んでいたって事は覚えてるみたいだけど」



あの横暴で攻撃的な反社会勢力に所属していたネイソンが元王子ね

信じられん


しかしそうなってくるとまた疑問が1つ


「なんで元王妃だった人がこんな外れの町で宿屋なんて営んでいるんだ?

国外に逃亡するなりさ

なんかあったんじゃないのか?」



ヨキ婆さんは夜空を見上げてため息を1つ

つられて俺も見上げる

そこには満天の星空が広がっている。



「セイラの夫、王位第一継承者に頼まれたんだ


『近頃悪い噂を聞く

もし自分に何かあったときは妻と息子を頼む』ってね


頼まれ事をした時には私は既に引退してこの町に隠居していたんだよ


この町は田舎だろ?

あの子達を隠すには都合が良かったんだよ

国境の警備も厳しくてね幼子を連れて越えるのは厳しいってのもあったんだけどね」



「おばちゃんも‥ネイソンさんも‥かわいそう‥」


両手を重ねて胸の前辺りの服をキュッっと摘まみながらネムが顔をしかめながら呟いた




「ちょうどあの子達を連れてきたタイミングで宿屋を畳むって言っている老夫婦がいたんだ


その老夫婦にな子供が居なくてね跡継ぎが居なかったんだ

さっきも言ったけどセイラは()()()()()|でとても人気があったんだ

だから事情を話してセイラを娘って事にして跡継ぎにしてくれないかって頼んだら二つ返事で了承してくれた

だからこうして宿屋を営んでいるんだよ」



「なるほど‥‥‥それで」



「話を聞いている感じセイラさんもこの町出身なのかしら?」



一部の地域で人気と言っていたしなノエルの洞察力も中々のものじゃないか

うんうん



「違うよ」



違うのかよ



「じゃあなんで老夫婦は譲ってくれたんだよ?」



「老夫婦の出身地がセイラの生家の領地だったんだ

ちなみに私もそうなんだけどね」



そういうことかそれなら納得できる


「なるほどな

ちなみにその領地はなんて町なんだ?」



「フロストバーンって言ったね昔は



でももう今は無いんだ‥‥‥



現王族に滅ぼされたんだ」





「そうなのか‥‥‥なんかごめん‥‥‥」


聞いては行けないことを聞いてしまった感が否めない

もう今はなき故郷‥‥‥か



みんな黙りこんでしまいしばしピリピリとした空気が肌を撫でる



明るい声色でその雰囲気を打ち砕くようにヨキ婆さん

この婆さん

いやヨキさんは優しいな


「さっきあんた達が連れていたハツカコンドルね

故郷の町の近くにはたくさんいたんだ

さっき久々に見れてね

故郷帰りしたような気分を味わえたんだよ

ありがとう」




「それなら良かった」


俯きながらノエルがぼそりと呟いた






「それで、まだ聞きたいことはあるのかい?」






なぜ王様の話をしたらネイソンが激怒いていたのかは

今の話を聞いてなんとなくわかった

だからそれはいいとして後はなんかあったか‥‥‥?





そうだ魔王だ

ネイソンは魔王なんていないと言っていた


しかし俺達は魔王討伐を依頼されている

現実世界に戻るには魔王討伐をしなくてはならないというこの矛盾

ヨキ婆さんならなにか知っているだろうか?




「さっきネイソンに聞いたんだけど

この世に魔王は居ないって

それは本当なのか?」



ヨキ婆さんは聞いたことがない言葉を聞いたように少し上ずった声で聞き返してくる

「まおう?

それはなんだい?」


この反応やはり魔王なんて存在していないのだろうが

もしかしたら聞き方を少し変えてみればわかるかもしれない


「そうだな‥‥‥この世界を侵略しようとしていたり

暴力で人を屈服させようとしたりしている奴の事だな」



その問いには少しも考える素振りも見せず即答した。



「知っているね」



「マジか!?」




「現王族の事だね」



確かに言われてみればこの世界の人からしたら今の王が魔王

その魔王から俺は魔王討伐を依頼された事になるな

なんかこんがらがってきた。



「いや違うんだ

俺達はその王から魔王討伐を依頼されたんだ」




そのセリフを聞いた瞬間

一瞬で今までの優しい笑顔とうって変わって険しい表情になる


「なんだって‥‥‥まさかあんた達‥‥‥

セイラを‥‥‥」


なんかまずい方向に話が向かっている気がする


「ちっ、違うんだ!


俺達はヨキ婆さんをはじめとして

セイラさんネイソン、この世界に住む人達に危害を加えるつもりは一切ない!」



警戒するようにヨキ婆さんはじりじりと後退りをしだした



「そうだ!

神に誓ってない!セイラ様に誓ってない!


説明するから落ち着いて聞いてくれ!」




「参ったね‥‥‥

セイラ様を持ち出すかい‥‥‥


弱ったね」



すぅーと深呼吸してからヨキ婆さんは言葉を続ける


「その言葉に嘘は無いね?」



「ああ

包み隠さず全て話すから良く聞いてくれよ?_____________」


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