一人出版社
出版関係者は変わり者が多いという評判もあるかと思いますが、サラリーマンとして表現や創作に関わるということから、他の職種に比べて自意識が高くなるということはあろうかと思われます。
それでも前に言った通りに、小説家になろう関連の作者には最新の注意を払って接してくれると思います。大手出版社は。
出版社の特徴に独立しやすいことがあります。小さな会社でも企画さえ当たれば大ベストセラーを刊行できる可能性があります。
出版社を営むのに最低必要な人数って何人ぐらいでしょうか。出版のことを調べた人ならば誰しも「一人出版社」と言う言葉を聞いたことがあると思います。
その気になれば出版社は一人で起業して営むことができます。amazonなどで検索しても、小規模出版社の作り方に関する書籍が多くあります。
自分で出版社を立ち上げ、自分で企画を考える。あるいは外からの企画の持ち込みはひっきりなしにあるでしょうから、その中で自分の知識と感性を頼りに選考する。元いた出版社をやめて起業する。リスクはあるけどやりがいはありますよね。資金や出納の管理の他にやらなければならないこと、原稿の校正、想定デザイン、販売営業、これらの個別業務は起業したてなら一人でできるぐらいの業務量しかないかもしれませんが、事業が軌道に乗る、刊行点数が増えると外注することもできます。校正だけをやってくれる編集プロダクションや想定デザイナーに頼んでもいいでしょう。
一番ハードルが高いと素人が思うのは、書店への書籍の流通ですがこれも代行してくれる会社があります。オーソドックスな方法だと日販・東販といった書籍流通業者にお願いするのですが、それらの業者と取引するための口座を作るのが、このハードルがめちゃくちゃ高いのですね。頼めば開設できるものではなく、新規に開設するのは困難で他の出版社から事業を譲り受けるような形で新規の業者は口座を開設するそうです。相撲の年寄り株みたいなイメージですね。ですから自前でこの取次口座を持つ出版社は格式があると言うか、老舗と言っていいのではないでしょうか。
ただ自前で取次口座を持てない小資本や若い出版社はタイトル単位で流通との取引を代行してくれる会社があります。たとえば星雲社という会社があります。以前に聞いたときは、年3タイトル以上刊行する予定があれば流通との取次を代行してくれるということでした。今は条件も変わっているかもしれません。
そういうわけで少人数でも業務を代行してくれる業者さんのお世話になれば出版社を営むことができます。むしろ一番才覚を問われるのは営業力なんじゃないかなと思います。どんな企画が世間にウケるか悩んだり、足を棒のようにしてリサーチしたり、書店の仕入れ担当者を訪問することがプロにしかできないことなのではないかと思います。
上記のこともわたしのにわか知識なので間違いがありましたらご指摘ください。
とにかく商社や流通業に比べて出版は独立しやすい業種だということを言いたかったわけです。




