第1章 登場人物紹介
第1章の登場人物まとめです。第1章ネタバレを含みます。
こんなところに誤字。発見いただきましてありがとうございます。いつも本当に助かっています。
リディアーヌ・ミカミ
ミカミ伯爵家の長女。この世界では理外れと呼ばれる黒い髪と瞳を持つ。聖女に選ばれるが、彼女を守って死んだアルフリートを救うため、理を捻じ曲げ人生を巻き戻す。その代償は、アルフリートの数倍悍ましい死を遂げるというものだった。魔王とアルフリートにより、今回の人生ではその代償はアルフリートが死ぬとリディアーヌも死ぬ、リディアーヌが死ぬとアルフリートも死ぬというものに書き換えられた。
アルフリート・シュノッル
魔王領と王国の境に位置し、国防の要であるシュノッル辺境伯家の長男。紺色の髪と深海の色の瞳を持つ。幼いころに出会ったリディアーヌのために聖騎士となる。感情の高ぶりにより深海の色の瞳の色が黄金に変化することから、リディアーヌと同様に理外れと呼ばれる。リディアーヌをどの人生でも救おうとしていたが、魔王に出会い、逆に救われていたことを教えられる。このため、理を歪めた代償に囚われるリディアーヌを救うため魔王に下り暗黒騎士となる。
エリーゼ
リディアーヌの忠実なメイド。アイスブルーの髪と瞳とともに、はっきりした物言いは相手に冷たい印象を与える。氷の魔法と刃で戦う。隠里ハイデの出身で幼いころに両親と弟を失っている。普段は敵としてみなすか、完璧なメイドの態度のどちらかだが、自分の懐に入れた相手に対しては辛らつな言い方をすることが多い。
バルトルト・レ-ヴェレンツ
レ-ヴェレンツ男爵家の三男。薄茶の髪と瞳で、その性格の通り穏やかそうな見た目をしている。国内有数の商家でもあるレ-ヴェレンツ家で、商人として活躍しているようだ。武器の素材と気持ちがわかるという能力を持っている事に加え、武器の事になると天才的な能力を発揮するが、貧乏くじを引きやすい(本人談)。アルフリートによると騙されやすい性格らしい。レ-ヴェレンツ家の最高機密を開発中だったが、未だ不良品のソレをエリーゼを救うため使用してしまう。
キース
隠れ里ハイデの次期頭領。緋色の髪と瞳を持つ。里の決まりから契約に逆らうことはできず、忍者のような黒い装備で顔を隠している。実力は今のところ一対一であれば、エリーゼとアルフリートの間くらい。強いものを尊敬している。
リルルとメルル
ハイデの里の双子の姉妹。銀髪に黒い瞳がリルル。黒髪に銀の瞳がメルル。幼いころに両親を失っている。同じ顔をした双子は通常同じ色合いに生まれるが、正反対の色で生まれたことや、黒い色を持つことから理外れと呼ばれる。エリーゼの計らいにより、リディアーヌのメイド見習いになる。
コノハナ
ハイデの里の頭領。長老と呼ばれている。黒い髪と瞳を持つ幼女の姿。しかし、数百年の長いときを生きている理外れな存在。勇者と聖女とは直接面識があったらしい。
イリーネ・ミカミ
リディアーヌの妹で光魔法の素質を持つ。黒い髪と瞳の姉と違いブロンドと碧眼。理外れな外見の姉よりも彼女を聖女にと望む人間も多いが、本人は姉のことを尊敬し慕っていて姉妹仲は良い。社交界の花と呼ばれ、屋敷で過ごす姉よりも社交的な性格をしている。今世では聖女に選ばれた。
ルッツ
ミカミ伯爵領の街、マリエンシュタットの鍛冶師。自分の仕事に対するプライドが高く、気に入った客にしか武器を売らない。強い者のことは基本的に気に入ることが多いが、ひ弱そうなバルトルトの目利きの能力を認め珍しく気に入っている。
魔王
アルフリートの剣も指先だけでいなせる程強いが、制約の為その力を振るうことはあまりできない。黒い髪と瞳で15歳くらいの外見をしている。魔王らしい威圧を放つこともあるが、年頃の少年のような雰囲気のときもある。
魔王の執事
執事服を着た薄紫の髪と瞳の壮年の男性。アルフリートと戦い、その後アルフリートが序列一位となっていることから、魔王の右腕として相当の実力者だと考えられる。
女神
聖女への神託の中に現れる、黒い髪と瞳の存在。神託と言っても女神が話すことはなく、ただ白い空間に佇んでいる。その場所で聖女は理を自ら理解するのみ。
今夜19時に挿話を投稿します。もし気に入ってくださったキャラなどありましたら、感想で教えていただけると嬉しいです♪




