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転生武将は戦国の社畜  作者: 赤井嶺


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計画は完了。しかし歴史は変わるのか?

この作品はフィクションです。史実と違いますので、その点、ご理解ご了承ください。

元亀三年(1572年)九月三十日

美濃国 美濃加茂村にて


「皆の頑張りで完成したぞ!これで、国境一帯は堅牢な砦になった。敵が攻めて来ても簡単には落ちぬ。安心してくれ!さあ、これは祝いの酒と飯じゃ。皆で好きに呑んで食べてくれ」


「「「「若様ありがとうございます」」」」


皆さんこんにちは吉六郎です。約半年かけて国境一帯要塞化計画を完了しました。去年山を間伐して村に持って行ってた木が大量にあったおかげで、


岩村城近くまで要塞化エリアを広げられました。これで何も無いなら無いで構わないから、武田家の奴ら誰も来るなよ!


元亀三年(1572年)十月五日

美濃国 柴田家屋敷にて


「それは誠か!?」


「はい。昨日岩村城が武田のものとなりました。城の内外に武田の旗がひしめいております。此処を攻める事はかなり高い可能性かと」


皆さんこんにちは。現在物見の報告に驚いております吉六郎です。俺の昔の記憶だと十二月に遠江国で三方ヶ原で武田と徳川が戦って、


徳川家康が漏らすレベルの恐怖を覚えたと聞いたけど、何故今の時期に現代の愛知県寄りの静岡県で戦うのに岐阜県の一部を攻撃してるんだ?


「若様!」


俺が軽いパニックになっていると利兵衛から声がかかる


「若様。こうなっては武田が攻めてくる事を念頭に行動すべきです」


「そうじゃな!人間が多く居る様に旗をあるだけ立てよ!まだ明るいが、夜になったら直ぐに篝火を点けられる様に準備しておけ!戦の準備じゃ!!


村でも同じ様にしておけ!隠居した者や元服前の者しか居らぬが、武田に好き勝手されてよい訳にいかぬ!皆、父上達が居なくとも柴田家は強い事を示すぞ!!」


「「「おおお!!!」」」


皆の士気は上がったけど、こんな所で初陣になるなんて。いや、弱気になるな!俺がヘタレたりビビる顔を出したら皆が不安になる。実質七歳だけどやってやるよ!

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