美濃は美濃でも此処とは聞いてない
この作品はフィクションです。史実と違いますので、その点、ご理解ご了承ください。
更新が遅くなってしまって大変申し訳ありません。引越しと転職のバタバタで8ヶ月も放置してしまいました。年末ではありますが、これからコツコツと更新していきたいと思います。
元亀二年(1571年)一月十五日
美濃国 某所
皆様お久しぶりです。柴田勝家の嫡男の吉六郎です。尾張にある親父の元の所領から、美濃の新しい所領に到着して数日が経ちました。
数え年で言うと七歳になったのですが現在、とても心落ち着かない日々を過ごしております。
何故かと申しますと親父の新しい所領が美濃は美濃でも、美濃国と信濃国の国境に面している地域だからです。信濃国は現在、
誰が国をまとめているのか分からない挙句、信濃国のお隣さんと言っても過言ではない距離に武田家と甲斐国が有るのですが、
その武田家にもしも俺の様な転生者が居たら、「信州なんて少しだけ取って、後は美濃国を取りながら上洛への道を確保しましょう」とか言って信玄坊主や四天王達を説得していると思ってしまいます。
まあ比較的史実通りの展開になっているので、無用な心配のはず。と思うのですが。
それよりも、うちの親父が俺に仕事を丸投げして来ましたよ。今回は「所領の領民達の心を掴んで来い」と無茶振りにも程がある内容です。
「それってあなたの仕事ですよね?」と某○○○きみたいな言葉を言いそうになりましたけど、仕方ないので働こう。
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