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転生武将は戦国の社畜  作者: 赤井嶺


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良い知らせと元服前の出張

天正二年(1574年)十一月五日

美濃国 柴田家屋敷内にて


「若様。岐阜城の大殿からの文でございます」


「うむ。父上からとは珍しい。何かあったのかのう?」


皆様おはようございます。柴田吉六郎です。親父が何かあったのか、文を送って来ました。戦々恐々な気持ちで読みたいと思います。


「え〜と何々、「吉六郎よ。この文を読んでいるという事は、変わりなく領内の差配をしておるだろう。そんなお主に伝えておく事が複数ある。


まず一つ目、現在柴田家の屋敷に避難しておる徳川様の奥方と御子達だが、御正室の築山様がお許ししたので、正式に徳川様の御側室と認められた。と徳川様からの文で伝えられた。


しかし、徳川様の周囲は未だに安全とは言えないので、引き続き屋敷内でお世話をせよ。


そして二つ目、お主の元服の儀は来年の弥生に行なうと殿がお決めになられた。そこで、来年の弥生の頭頃に間に合う様に岐阜城へ来る様に。


それまでは、いつも通りに過ごせ。父より」


「ふむ。利兵衛よ、父上からの文の内容は良いものだった様じゃ。ます、古茶殿を御正室の築山様が、徳川様の御側室とお認めになられたそうじゃ」


「それはめでたい事ですな」


「これからは古茶様と呼んだ方が良いかもしれぬな。本人が今までどおりで構わないと言うならば、今までどおりにするが」


「若様、他には無いのですか?」


「ああ、もう一つは儂の元服の儀が来年の弥生の頭頃に行なうとの事じゃ。それで父上は、その時期に岐阜城に間に合う様に来い。それまではいつもどおりに過ごせ!と言っておる」


「およそ三ヶ月後ですな。だいぶ先に感じますが、あっという間にその時が来るのでしょうな」


「元服の儀を行なう時に、利兵衛も含めて何人かは連れていける許しをもらえる様、父上を通じて殿に頼んでおく。だから利兵衛、体を大事にするのだぞ」


「ありがたきお言葉にございます。体を労りながら、その日が来るのを待つとしましょう」


こうして、この日は終わった。


天正二年(1574年)十一月十日

美濃国 柴田家屋敷内にて


「吉六郎!久しぶりじゃな!相変わらず、お主の家臣達は鍛えられておるな」


「勘九郎様。ありがたきお言葉にございます。それで此度は先触れの中には柴田家へ渡すものがあるとありましたが」


「それは、これじゃ」


ドン!と大きな木箱が二つ俺と勘九郎様の間に置かれた。勘九郎様の家臣が蓋を開けると、大量の銭が入っていた


「勘九郎様。こちらは?」


「お主が領内から父上を通じて売り続けた麦と料理の売上の銭じゃ!織田家の分は既に回収してある。これは柴田家の分じゃ」


マジか!小麦粉を送って、畿内でお好み焼きやうどんや天ぷらとか広めてくれているのは知ってたけど、目の前の木箱が銭で満杯になる程の売上が出たのか


「はっはっは。吉六郎よ。神童と呼ばれるお主でも、それほど驚くのじゃな」


「これ程の銭は見た事が無いので」


「そうか!まあ、そう言う事にしておこう。そうじゃ、吉六郎。岡崎の三郎の話は聞いておるか?」


「三郎様ですか?いえ、特に何も聞いておりませぬが」


「徳川様からの文でな、三郎も徳も城内では木綿で過ごしているそうじゃ。飯も麦飯を中心に質素に過ごして少しずつ織田家と徳川家の両方に返しておる


その事で徳川様が家臣から聞いたそうじゃが、「二人共、親になって自分の事より我が子を最優先にしておるから、我が子に金を使える様に、自分達は質素倹約に務めて、借銭を完済すれば我が子に使える銭が更に増やせる事を思えば頑張れる」と言っている様じゃ」


「改めて、お二人とも親としての心構えというものが出来ているのですね」


「妹夫婦が立派なのは嬉しいが、その事で儂は父上から二日に一度、小言を言われておるからな」


「どの様な小言を?」


「「お主も早く嫁を取って、儂に孫を見せろ!」じゃ。父上の言い分は分かるのじゃが、こればかりは、のう」


「元服前の童の拙者からは何とも」


「まあ良い。それより、吉六郎!お主の親父、権六から文を預かっておる。内容は儂も知っておる。じゃが、父上から「文の内容に沿って吉六郎達にやらせよ!」との事じゃ。声に出して読んでみよ」


「は、はあ。では」


そう言って俺は勘九郎様から文を受け取って、中身を見た。内容は


「吉六郎よ!つるの娘の光と花が離縁されて、母のつるを求めて儂の領地まで来た事は、儂は咎めぬ!


だが、その道中の路銀を殿の御舎弟の三十郎様から借りていたのであれば、利息も付けて返さないといけない事はお主も承知しておるな?


その件で、殿からの命令として、お主が共を連れて三十郎様の元へ行き、利息を付けて借りた銭を返す旅に出よ!


この文を見てから三日以内に出立すれば、年内に美濃国へ戻れるはずじゃ!準備をしておけ」


「え〜と、勘九郎様」


「まあ、そういう事じゃ!三十郎叔父上に借りた銭を返す旅に出ろ!とある。急いだ方が良いぞ」


こうして、俺の借金、本当は俺の家臣の嫁さんの借金。を返す旅が決定しました。

ツッコミ所はあると思いますが、なろう小説という事で御理解くださいますよう、お願いします。

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― 新着の感想 ―
3ヶ月後に元服迫ってるのに部下の嫁の借金返済の旅?ここの権六は厳し過ぎてたまに呆れます‥‥‥まぁ小説内容は楽しいから繰り返し読ませて貰っております。
2024/12/10 23:06 ノーエイム
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