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転生武将は戦国の社畜  作者: 赤井嶺


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親父が戻って来た!!けど?

この作品はフィクションです。史実と違いますので、その点、ご理解ご了承ください。

更新遅くなって申し訳ありません。

元亀元年(1570年)七月三日

尾張国


「では、犬千代殿。参りますぞ」


「参りましょう、吉六郎殿」


あ、どうも柴田吉六郎です。現在、前田様の嫡男の

犬千代殿と一緒に上社村から鹿一頭を担いで屋敷に帰る道中です。以前一緒に猪退治を行なった時以来、ほぼ毎回害獣退治に参加してます


「「吉六郎様、犬千代様。御二人に担がせる訳にはまいりませぬ。我々が担ぎます」」


あ、担ぎますと言った二人ですが、同じく前回の猪退治に参加していた木下様の小姓の市松殿、夜叉丸殿です。木下様が戦に出陣している時は、


弟の小一郎様が留守居役を務めているのですが、小一郎様曰く、「屋敷の中に籠っていては身体も鍛えられないから、吉六郎殿と一緒に鍛えて下され」


と言う事で、二人が来て、村人の協力もあって、今日は鹿二頭を退治出来た訳なんだけど、


小一郎様の発言はよーく考えると、木下家でやるべき事を柴田家に丸投げしてる気がするんだが?まあ、二人も前回より逞しくなったし、


害獣退治も楽になったから良しと言う事にしておこう。で、結局鹿は前回と同じく荷車に乗せて屋敷に持って行きました。


ここまでは良かったのですが、親父と一緒に出陣していた家臣が既に屋敷に帰っていた。で、この家臣に対して親父がとんでもない文を渡していた


「若様、殿からの書状にございます」


「うむ。えーと••••これは」


「若様、殿はどの様な事を記しておりますか?」


「父上は、前田様、木下様、明智様を連れて屋敷に戻るから宴の準備をしておけと記しておるが、何故じゃ?」


「申し訳ありませぬが、拙者は分かりませぬ」


「まあ、そうであろうな。して、父上達はいつ頃戻ってくる距離におる?」


「明日の昼頃には屋敷に着くかと」


残り24時間無いじゃねーか!えーと、親父と家臣の皆で約二千名、で、前田様、木下様がそれぞれ約八百名、明智様が約五百名だから、約四千名の宴会の準備しろとか、親父よ!無茶振りにも程があるだろ。


だけど、やらなかったら、親父の顔が立たないし•••仕方ない。屋敷の中にある酒を全部出そう。うん、そうしよう。親父がやれと言ったんだ。俺は知らん。リクエスト通り宴会の準備をしてやろうじゃないか。そうと決まったら


「お主、父上の元へ戻るのであろう。文を書くから暫し待て」


「ははっ!」


俺は急いで筆を取って書いた。で、書いた文を家臣に持たせて親父の元に戻した。さあ、今日の内に出来る限り準備を終わらせよう

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