表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で大元帥  作者: General der Nationale Volksarmee
創設期(仮題)
21/60

下士官募集を終え

 軍の根幹は下士官であろう。兵も確かに重要である彼等が居らずば戦えない。しかし、それを取りまとめる者が居なければならない。それが下士官である。士官は戦闘を指揮し、兵は戦い、下士官はそれを仲介しつつ兵をまとめる。優秀な下士官がいる軍隊は強い。この逆もまた然りである。下士官がダメなら如何に兵が優秀でも、如何に士官が頑張ろうとも、軍は瓦解する。


 と言うわけで募集し、いま揃った志願者が目の前に並ぶ。軍隊の下士官を募集したが何だか普通の若者が来た。よくよく考えれば強い奴や荒暮者ならこんな出来立てホヤホヤの小さな軍隊よりも何処かの傭兵やるか、この国では山林観護官というものになるのだろう。山林観護官は他の国で言う冒険者にあたる。冒険者とは?知らんな。それを管理する省庁もあるがそんなの全部覚えていられるか。各種業務は任せ、そして最後の決断の責任を最高指導者たる余が負う。だからそんな細かいことは知らない。知る必要もない。まあ、それだからいま目の前にいる志願者は上京してでも勤め口を見つけられなかった若者なのだろう。よく考えると自分はさらに若いか。それは問題ではない。

 一番左にいるのは何だか羽根が生えていて、背負っている背嚢、雑嚢、水筒の肩紐が干渉しているようなのだが、大丈夫だろうか?その右のは、うん。ケンタウルスである。立て(つつ)が出来ず、控え(つつ)の姿勢だ。うーむ、ケンタウルスって下半身むき出しだが、倫理観がどうなっているのだろうか。クリスにでも聞いてみるか?さらにその右隣だが…浮いておる。比喩でなく本当に浮いておる。あれは何だ?つか浮くな。あとの三人は普通の人間、いや違う。一番右のが『有角人種』だったか?他国では迫害の対象であるが、あれは元々悪魔と人間の交配種だとか聞いたが。角があるだけであとは普通の人間なのだな。つか交配種って、交配できるのか。何だかそれはそれで面白い。それに関して論文でも書いてみるか。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


 訓示だのなんだのと疲れる式典であったが、本格的なのは明後日からだそれまではこの施設に慣れて貰わねばならぬ。自分は宮殿に戻ってそれまではまた別のお仕事ですよっと。

2018.4.14

以下転載防止文字列

反動中共粉砕、民主化‼不忘六四天安門同志‼習近平黄熊殴殺‼

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ