表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で大元帥  作者: General der Nationale Volksarmee
創設期(仮題)
12/60

サキュバスの街の夜会(本人目線)

 門番の二人が近寄ってきた。むわっとする香りの様なものに一瞬中られかけたが、自分は偶像であると言い聞かせて耐える。帝国6000万の民の範を垂れるべき偶像なんだと。

「誰か」


「峰岸勉。」


「この…っ!帝国指導者閣下を騙るとは!」

いやね、本物なんですよ、はい。というような弁明すら許されずに取り押さえられる。おお、サキュバスの身体って柔らか…痛い痛い痛い締め上げないで!腕が変な方向に向いてるから!のわーっ!



☆★☆★☆★☆★☆★


 獄につながれたやないかーい!なんでクリステルは不問でこっちは獄にいるんだ。あ、はい不敬罪ですね、分かります。 本人ですがね。そういやむかーしは天皇というか、帝といっていた時代辺りだと帝は自分にも敬語を使っていたとか。面倒くさいこって。


☆★☆★☆★☆★☆★


 本隊がついてすったもんだがあったの後に獄から出られた。いや、いいんですよ、風采のあがらない顔でいでたちだし。


 んで。夜会ですと。パリッとしたワイシャツ、しかも昔の着け襟型のワイシャツを着る。今回の襟はウィングカラーである。そうしてズボンをはき、サスペンダーで吊る。ベルトで止めない古典的紳士服だな、こりゃ。ボウタイを結んでもらいチョッキを着たあと、上を着る。鏡には19世紀末的な紳士が居った。髪型?そりゃさっき近侍さんがやってくれましたが。最後に胸元のポケットにハンケチを挿して出来上がりである。馬子にも衣装とはこの事か。いやはや素敵な紳士のようだ。中身只の短大生だけども。ん?中退なのか、これは?知らんがな。



  華やかに奏でられる音楽のなか、妖艶なサキュバス達が話に華を咲かせている。今回は立食形式のパーティだ。正直、壁際で所在なく突っ立っていた方が性に合っているのだが、悲しいかなこのパーティの主役が自分である。琥珀色の透き通った酒の入ったグラスを手に挨拶に来たサキュバス達と言葉を交わす。握手もするし、勧められたものもその場で食べる。いやはや禿げそうだ。


2018.4.14

以下転載防止文字列

反動中共粉砕、民主化‼不忘六四天安門同志‼習近平黄熊殴殺‼

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ