満喫
「この後どうする?」
「んー、このまま出掛けるのもありだけど、せっかく3日間もあるのだから、ゆっくりしない?もう夕方だし。」
「そうだね、じゃあここの色んなところ回って見てみない?」
「そうね、温泉も気になるし!」
荷解きを終えた私達は、夕御飯の時間まで宿の中を見て歩くことにした。食堂や広間、色々な所を回って、一番気になっていた温泉まで来た。
「ねぇ、見るだけじゃなくて、今から入っちゃおうか?まだ時間あるし、せっかくだし。」
「そうね、じゃあ部屋から着替えを持ってきちゃいましょう。わぁ、楽しみだわ!」
早速部屋に戻り、置いてあった浴衣を持って温泉に向かった。中は思っていたより広く、何より景色が綺麗だった。木や草に囲まれているだけでなく少し離れた街の明かりも見えて、思わず歓声を上げてしまった。
「わぁ、綺麗!ねぇ、星もあんなに綺麗に見えるよ!」
「凄い!家の近くではあんなにたくさん見られないわ…!街の明かりも見えるし、素敵な所ね!」
時間の許す限り温泉に浸かろう!ということになって、私達2人は綺麗な景色と温かい温泉を堪能した。
たくさん話をして、晩御飯の時間まで充実した時間を過ごし、とても幸せだった。




