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秘密の関係  作者: もっち
終章
41/46

幸せにするから。

先に目が覚めていた知華はゆっくりと目を覚ましたマリーを抱きしめた。


「おはよ、マリー。」

「ん…知華、起きていたの?起こしてくれたらよかったのに…。」

「マリーが幸せそうに寝てたから、起こすのも悪いなって思って。」

「ふふ…ありがとう。…あ、もう夕方ね、せっかくのお休み、寝て過ごしちゃったわ。」

「まぁ、たまにはこんな日もいいでしょ?」

「…そうね、いいかもしれないわね。…ねぇ知華、私 夢を見たの。」

「どんな夢?」


そう尋ねると、マリーは幸せそうに笑って答えた。


「私と知華の、結婚式。」

「え、マリーも?私も、マリーと結婚式をする夢を見たんだ。」

「本当に?…ふふ、似た者同士、ね。」

「そうだね。何か嬉しいな。」

「知華、いつか、絶対幸せな結婚式を挙げましょう。」

「もちろん、絶対幸せにするから。」

「あら、私も知華のこと、幸せにするわ。」

「じゃあ、お互いに幸せになれるようにしないとね。」

「そうね。」


そういうと、マリーは起き上がって床に座った。私も起き上がって座ると、マリーは私の手を取って、口元に寄せた。


「私は、貴女を一生愛することを誓います。」


目を見開いてマリーを見ると、恥ずかしそうに笑っていた。嬉しくて、涙が出そうになった。泣かないように我慢して、私もマリーの手を取って、そっと口づけをした。


「私も、マリーを一生愛することを誓います。」


そう言うと、マリーはにっこりと微笑んでくれた。


「知華、運命って信じる?」

「うん、もちろん。マリーと出会って、今こうしていられるのはきっと運命だと思ってる。」

「…私もよ。知華と出会えたのはきっと運命だから。二度と、離さないから。」

「今更だよ。私も、もう離すつもりなんてないんだから。」


「「…愛してる。」」


もっちです。秘密の関係、完結させることができました。読み返して恥ずかしくなるばかりの駄文でしたが、読んでいただいた方には感謝ばかりです。


さて、本編の方 いかがでしたでしょうか?

拙い文章でしたが、マリーと知華の心情などが上手く伝わったらいいな、と思います。

途中から登場した加奈ちゃん、最後の方では登場シーンが思っていたより少なくなってしまい…今のままだと加奈ちゃんに申し訳ないと思っているので、もしかしたら加奈目線のサイドストーリーを書くかもしれません。笑


たくさんの方に読んでいただけたようで、とても嬉しいです。途中でやめてしまおうと思ったことも多々ありましたが、読んでくださる方がいる、ということに感動して 最後まで書き続けることができました。


改めて、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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