幸せにするから。
先に目が覚めていた知華はゆっくりと目を覚ましたマリーを抱きしめた。
「おはよ、マリー。」
「ん…知華、起きていたの?起こしてくれたらよかったのに…。」
「マリーが幸せそうに寝てたから、起こすのも悪いなって思って。」
「ふふ…ありがとう。…あ、もう夕方ね、せっかくのお休み、寝て過ごしちゃったわ。」
「まぁ、たまにはこんな日もいいでしょ?」
「…そうね、いいかもしれないわね。…ねぇ知華、私 夢を見たの。」
「どんな夢?」
そう尋ねると、マリーは幸せそうに笑って答えた。
「私と知華の、結婚式。」
「え、マリーも?私も、マリーと結婚式をする夢を見たんだ。」
「本当に?…ふふ、似た者同士、ね。」
「そうだね。何か嬉しいな。」
「知華、いつか、絶対幸せな結婚式を挙げましょう。」
「もちろん、絶対幸せにするから。」
「あら、私も知華のこと、幸せにするわ。」
「じゃあ、お互いに幸せになれるようにしないとね。」
「そうね。」
そういうと、マリーは起き上がって床に座った。私も起き上がって座ると、マリーは私の手を取って、口元に寄せた。
「私は、貴女を一生愛することを誓います。」
目を見開いてマリーを見ると、恥ずかしそうに笑っていた。嬉しくて、涙が出そうになった。泣かないように我慢して、私もマリーの手を取って、そっと口づけをした。
「私も、マリーを一生愛することを誓います。」
そう言うと、マリーはにっこりと微笑んでくれた。
「知華、運命って信じる?」
「うん、もちろん。マリーと出会って、今こうしていられるのはきっと運命だと思ってる。」
「…私もよ。知華と出会えたのはきっと運命だから。二度と、離さないから。」
「今更だよ。私も、もう離すつもりなんてないんだから。」
「「…愛してる。」」
もっちです。秘密の関係、完結させることができました。読み返して恥ずかしくなるばかりの駄文でしたが、読んでいただいた方には感謝ばかりです。
さて、本編の方 いかがでしたでしょうか?
拙い文章でしたが、マリーと知華の心情などが上手く伝わったらいいな、と思います。
途中から登場した加奈ちゃん、最後の方では登場シーンが思っていたより少なくなってしまい…今のままだと加奈ちゃんに申し訳ないと思っているので、もしかしたら加奈目線のサイドストーリーを書くかもしれません。笑
たくさんの方に読んでいただけたようで、とても嬉しいです。途中でやめてしまおうと思ったことも多々ありましたが、読んでくださる方がいる、ということに感動して 最後まで書き続けることができました。
改めて、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!




