夢の中
〜知華目線〜
夢を見た。
私とマリーの結婚式。式場で一生お互いを愛することを誓って、誓いのキスをして。色んな人に祝福してもらって、二人で幸せそうに笑っていた夢。
目を覚ますと、目の前にはマリーの寝顔があって。穏やかな笑みを浮かべて眠る彼女は幸せそうで。同じ夢を見ていたらいいな、と思って、そっとキスをした。するとマリーはくすぐったそうに身を捩り、私に抱きついた。
嬉しくなって、もう一度キスをして、そっと抱きしめて目を閉じた。
こんな幸せな日がいつまでも続きますように。喧嘩したり会えなかったりしたけれど、こうして今マリーといられることは運命だと思うから。
〜マリー目線〜
夢の中で、私たちは結婚式を挙げていた。誓いの言葉、誓いのキス。照れて笑いあって、とても幸せな気分になれる夢。
色々な人に祝福されて、知華が私の額にキスをして。私はくすぐったくて逃げるように知華に抱きついた。彼女は笑って抱きしめてくれて…。
幸せな日々を作ると宣言をしたら、彼女はとても嬉しそうに笑って、私もマリーを幸せにする、と言ってくれた。その言葉がとても嬉しくて、私は知華を思い切り抱きしめて 好きよ、と囁いた。
もう、知華から逃げたりなんてしない。2度と離れない、離さない。どんなに辛くても、どんな困難が待ち受けていようと、諦めないと誓ったから。
この出会いは、きっと運命だから…。




