休み〜マリー視線4〜
朝、いつものように早起きをしてお祖母様の元へ行く。これが私の最近の日課。
知華がいない生活はまださみしかったりするれど、諦めもある。…もう会えることはないんじゃないか、なんて思ってしまう。
そんなマイナスなことを考えながら、お祖母様の部屋に向かった。
「おはようございます、お祖母様。今日は何かありますか?」
「おはよう、マリー。仕事はいいから、あなたは今日からしばらく休みなさい。」
「…!ど、どうしてです?何でいきなり…。」
「最近は落ち着いてきたのと、あなたの集中力が落ちてきているからよ。最近仕事の方に集中できていないようだし。日本にいる彼女のことが気になるのでしょう?」
「お、お祖母様が何で彼女のことを…。…確かに最近集中できていませんが。…休みがもらえるということは、日本に行っても…?」
「いいですよ、ゆっくり休んできなさい。」
「ありがとうございます!」
思いがけず 休みをもらえた…。…懐かしいわ。あのゆっくりとした空気、大好きなのよね。…知華と会えたりするのかしら。すぐに準備して、日本に行こう。まずは休みたいわ、知華と話した温泉…行ってみたかったのよね。初めては知華と行きたかったけど、仕方ない。
「…楽しみだわ。早く支度しないと!」
沈んでいた気持ちは一転、弾んだ足取りで部屋に向かった。
待っててね、日本!♪




