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前夜〜加奈目線2〜
「んん 明日は旅行〜、知華と旅行〜♪」
ついに明日に迫った卒業旅行。あたしは知華と一緒にいられるというだけでテンションが上がっていた。
知華は本当に可愛らしくて綺麗で、彼女と長く過ごすのは少しドキドキする。温泉を選んだのは知華にゆっくりしてもらいたかったのと、彼女のことをじっくり見るため…とか。
「ふふふ、これで知華とイチャイチャできる…。」
少しニヤニヤしながら再び忘れ物がないか確認。気持ち悪い顔になってるかもしれないけど、知華が可愛いからだからしょうがない。
着替えにパンフレット、カメラにメモリと充電器…携帯とか財布とか手持ちバックとか!明日からの3泊4日の旅行のことを考えるだけで幸せになれる…重症だ。
「遅刻しないように早く寝ないとね、迎えに行きたいし おやつも買っておきたいし!」
何よりも知華を待たせないのが最優先だよね。
そう思ってあたしは眠りについた。本当に楽しみ。たくさん楽しんでたくさん堪能するんだ!




