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サクセスストーリーへの足掛かり
筆記具よし。受験票よし。
いざ行かん、センター試験。
一月、待ちに待った最初の試験。晴れて大検に受かった俺の大学受験が始まる。
できればここで志望校に受かりたいところだが。
しかし、現役高校生に比べて、高校を中退した俺にはビハインドがある。
ええい、そんなん知るか。こちとら必死に勉強したんだ。実力は互角、いやそれ以上だ。どうせチャラチャラ遊んでた高校生どもに俺が後れを取るものか。
自分で自分を鼓舞し、試験会場に向かった。
試験は大検と異なり一日勝負。そうだ、戦だ。
他者を押し退けてでも合格するという、一切の情けもない戦へと俺は対峙しているのだ。
俺は必ず勝つ。
俺たちの戦いはこれからだ――
***
「で、結果はどうだったのよ?」
「ボロボロだった……」
やっぱり、ブランクってのは馬鹿にできないね。
実際ね、テストネタを二回も三回もやるのはくどいと思うんですよ。
ということで、今回は多目に見てください。
(多分)そろそろ佳境なんで。




