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ソラは教えたい

短くそして新感覚な感じで書いたのでそこのところ許してください

ソラは教えたい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最近家で見る美神様は様子が前と比べてかなり変だ。


どこかずっと落ち着いていない。


時折見たことの無いくらい儚げな表情を出す時があったりたまぁにどこか遠くを見つめているときもあると最近の美神様はどこかオカシイ。


そう思い私は覚悟を決め聞いてみた。


「最近何かありましたか?」


「・・・いきなりね・・・まぁ大して変わってないわ・・・」


美神様・・・もう少し隠すということが出来ないのでしょうか。


美神様、とても顔が曇っていますよ、本当に寂しいのですね、輝様関連でしょう。


最近美神様のスマホをちらっと見てしまった時画面には輝様とのトーク画面があったので多分1枚噛んでますね。


「・・・輝様・・・ですか」


「え!そそそそそそんなわけ・・・ないでしょう」


焦るわ顔は赤くなるわ声は小さくなるわでこれだと怪しまれない方が逆におかしいですよ美神様。


手を振って否定しても無駄です。


「大丈夫です、私は美神様のメイドですよ・・・美神様の悩みを解決させていきますよ」


「・・・これは私のだからソラには関係ないわ・・・」


「いえ、これは私の仕事でもありますがずっと過ごしてきた美神様が傷つく顔を見たくない、私の理由もあります」


そう言うとやっと美神様は多少照れくさそうにしていますが答えてくれました。


「・・・最近輝、生徒会のメンバー集めで1人の女子と話しているの・・・」


「はい」


この時私は理解しました。


美神様がとてもモジモジとしながら恥ずかしそうな風貌を出し話している。


そして輝と女子が話しているのが原因。


こうなれば答えは一つだ。


「・・・美神様は要するに嫉妬したという訳ですか?」


「・・・!?大声で言わないでー!」


私の一言で美神様は声を上げ顔を俯かせた。


家の中とは言いつつも耳まで真っ赤なのでよっぽど恥ずかしいのだろう。


でも逆にこの反応が美神の心理を裏付ける答えになったので結果的には美神様はさらにバレやすくしただけで終わった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・悔しいけど嫉妬なの・・・どうすれば・・・」


「悔しいは関係ありませんが・・・そうですね・・・美神様から話しかけてみてはどうでしょうか?」


美神様はやはり私に解決策を聞いてきた。


まず私は美神様のコミュニケーション能力を信用し輝様と直接聞いてみる策を提案してみた。


「・・・輝は・・・ダメ・・・最近話す度にドキドキしてそれどころじゃないの!・・・」


美神様の顔が完全にメスの顔です。


これは完全に堕ちてますね。


「あら」


もうこうなってしまえば付き合えよって言いたいですが美神様はきっとこの感情を恋と認識していないのですね。


そうなればあとは簡単です、美神様自身の力で何とか行動は変えれる。


でも美神様、顔がさっきから真っ赤ですね、それにさっきから落ち着きがないです。


これは完全に・・・


「大丈夫です・・・美神様、いつかこの嫉妬心という名の理由もわかるのでそれまでは美神様の続けたい距離感をキープし続ければ良いのです」


「だだだだだだから嫉妬心じゃないわよ!」


そう言い残すと美神様は足早に美神様の部屋に戻っていってしまった。


いつものようにぷんすかと擬音をつけたくなるようなオーラがある怒り方なのが少し可愛い。


最後の美神様の目、とても恥ずかしかったのだろう、目がどこか知らない方向に向いていた。


「はぁ・・・美神様・・・それは恋なのですよ・・・」


本当は言いたい、でも言ってしまえば美神様はどうなるか考えるべきものでは無い。


だがこの感情もきっと早いうち理解するでしょう。


それまでは忍耐するのだ、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ソラは教えたい





ブックマーク。ポイント等やって欲しいな|ω・)

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