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連絡時々誘い

短くてすまん

夏休みが始まりはや中盤。


輝はやることが・・・


「やばい・・・とても暇だ!」


何一つもなかった。


前まではイベント続きのせいでクタクタになったが今回は逆に暇すぎて辛い。


毎日店番とゲームのループ。


輝は部屋でこの変わらない日常を考えては悶え苦しんでいた。


「・・・どうするか・・・沙也希は・・・クラブ・・・浩史はあいつなら・・・」


頼みの綱である浩史に連絡をしようとスマホを開けてみた。


だが開けると1件の通知が入っていた。


「なになに、『旅行いってるからお土産期待してて』って!」


望みの綱この場で千切れる。


輝はスマホを持ちながら頭を抱え声にならない声で唸るしかできなかった。


(嘘だ!あいつ!・・・やばい・・・本当にどうしよう!)


しかし希望は捨てたものでは無い。


「そうだ要に連絡すれば・・・あいつもかい!」


また独り言を言いながら輝はスマホを開けるとさっきは浩史の通知とかぶさっていたため気づかなかったが要も旅行中なのだ。


そのためここに呼び出すことが出来ない。


「あいつら・・・ジャストにこのタイミングなのか」


運が悪い時はとことん悪いのは何故だろうか。


そう誰かに聞きたくなるほど運が今の輝にはない。


(寝るか)


輝はスマホを机に置き、体はベッドの上にダイビングするかのような勢いで寝転がった。


何故か知らないがすぐに意識が遠くへ行けそうなくらい気持ちの良い気分だ。


(さぁ寝るか・・・おやす・・・)


もう体が睡眠に入る前に通知音が部屋を響かせた。


(あれ通知音消してたはずじゃ)


元から消音にしていたはずの通知音が鳴ったことが少し不気味だ。


だがなにかの誤作動かなと思い輝はスマホを取りだし設定を見ようとした。


(あぁ、消音切ってたのか・・・そういう事か)


さっき何らかしらの操作が原因で輝のスマホは消音が切れていたようだ。


また前のように通知を消音に変え寝ようとしたが通知の原因であるメッセージアプリを立ち上げた。


立ち上げてみるとトーク履歴の1番上に『美神』という名前がある。


(なんだ?こんなタイミングで、というかいつの間に!)


なぜこのタイミングなのか気になって仕方がない。


そして輝は美神と連絡を取りあった記憶が全くと言っていいほどない。


この2つの理由を探るためにも輝は美神のトークを見た。


「『突然ごめんなさい、今日用事はありますか?』って・・・地味に断りにくい感じで来るのか」


美神の丁寧さな文が少し違和感を覚えてしまう。


いつものように砕けた表現では無いのが少し驚き反面意外だ。


「とりあえず『いつの間に俺の連絡先を!?』っと」


輝はそう送ると1分も経たずに返信が変えってきた。


「なになに『要から聞いたの!私からではないわ!』」


メッセージアプリなのに焦りが文から見えてくる。


美神はメッセージアプリでも現実の会話でも焦りが面白いくらいわかりやすい。


「・・・まぁ別に暇だし『良いよ』とかでも送っておくか」


今暇を持て余している輝はもちろん満場一致のOKを下した。


するとまた1分も経たずに新たなる返信が帰ってきた。


『わかったわ・・・じゃあ今日の16時にこの場所に来て』


この1文で美神の焦りや反応なのかわかった。


(とりあえず行くかね)


もう3時半ぐらいなので輝は寝ることなく用意に時間を使い始め出した。

ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)

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