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波乱の文化祭編 ジ・エンド

突然ですが報告があります


ツン時々デレの美神さん

の投稿を1時中断したいと思います


突然の中断宣言で大変申し訳ございません


理由は2つあります


1つ目は最近ずっとシナリオが考えられていない状態での進行が多いのが原因です


良いシナリオがないのに良い作品が書けるわけないと自己判断させていただきました。


2つ目は体調と作者の事情です。


作者は高校生なため色々なことが重なりその間に書いていたのですが少し前から体から不調が出てきてしまったため一時投稿を中断する理由となりました


大変身勝手な投稿の停止で申し訳ありません


またシナリオなどが思いついたら投稿を再開させていただきます。


今回の件につきましては大変申し訳ございません




そして追加報告です


次回作を執筆します


現段階ではまだ何も構成されていませんが構成完了次第Xにて報告し投稿していきたいと思います。




今回の件は本当に申し訳ありません

「あまりにも輝が遅すぎる……」


先程から店番として教室に置いてある椅子で客を待っている美神がそう呟いた。


輝が来ないところ10分の時間が経った。


「遅い……輝」


客の人数はそこまで多いとは言えないので捌くことは容易いがここまで遅いと輝が心配になる。


そんな様子を汲み取ったのか要は座っている美神のもとへ行きある提案をした。


「輝心配?」


「ふぇ〜!?そ、そりゃ……心配……だけど」


突然の質問だったかつ輝関係の質問で美神は焦りに焦り悲鳴のような声を上げ、次の言葉が詰まってしまったりと焦りを見せてしまっている。


だが今日はそんな姿を晒している美神に要は特にイタズラなどはせず普通の対応だった。


「じゃあ、輝探しにいっておいでよ……私たちが当番しておくからさ」


「え!?」


正直要の提案を出された時は驚き以外なかった。


その心境が顔に出ていたのか要はいつものようにニヤニヤとしながらじっと美神を見つめる。


どうやら思っていたほど要は深刻ではなさそうらしい。


でも要のくれたチャンスを無駄にしたくない、そう思った美神はこのチャンスをきちんと生かすことにした。


「ありがとう……じゃあ探してくるね」


「行ってら〜早く見つけてねー」


要が先程まで美神が座っていた席に座り少し間延びしたような声を出し美神を送り出した。
















「輝ってどこか儚いのよね〜気がついたらどこかに消えてそうな……そんなことがあるから私……輝を見放せれなかった」


要は座っているところから見える景色を遠い目で見つめそう呟いた。


(美神……輝のこと託したよ……)


自分勝手……でも輝のことを要以上に大切にしてくれる人ができたのなら……


「もう私の用はないかなぁ〜」


幼なじみとして付き合っていた、そして誰よりも輝を知った気になっていた、でも今は要以上に輝について知っている人ができたのだ。


(このポジは……美神かな……それかそれより上のポジに……あはは)


遠い目で要はじっと空を見つめた。





空は満点の青空だ。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


校舎中を探し回るが人の多さも相まって全く輝らしい人物を見かけれない。


それどころか捜索中に大量の男の人に話しかけられ全くと言って良いほど捜索が進まない。


この時ほど自分の容姿の良さを憎んだことは無いであろう。


「ここにもいない!」


校舎は全部探し終えた。


そして今は人が全く居ない屋上から輝を見つけるという名目の元景色をぼーっと見つめていた。


しかしどこにも輝らしい人影は見えない。


「外なの……それならかなり大変ね」


美神はそう虚空につぶやくかのように呟き下を見下ろす。


校舎外には大量の人がいており校舎内よりも過酷なものになるのは目に見えている。


……でも輝を見つけ出したい……少しでも不安を取り除きたい……


その想いが美神の体を動かした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


体が1度動くと美神の性格上中々止まらない。


そのためすぐに下靴に変えるため美神は下足へと向かった。














だがこれが……彼女の運命を変える出来事とはまだこの時は誰も予知できなかった。


そして現実はすぐに非現実へと変わる……


「え、そ、ソラ?」


下足に着くとロッカーを背もたれにしてソラが眠っていた。


いつものソラの性格を思い返すとないことは無いがいくら授業中睡眠していることが多いソラとはいえこの場で寝ることは基本ない。


「まさか……ソラ!」


美神は必死に叫んだ。


狭く静かな下足は瞬く間に美神の声を反響させた。


だがソラの意識は消えたまま戻らない。


背中から凍るような感覚に陥った美神は急いでソラの肩を掴み揺さぶったりして意識を取り戻さそうとする。




すると2分間くらい揺さぶっているとついにソラが目を覚ましかけている。


「う……ここは……どこです?」


まだ寝ぼけているのか声の呂律が上手く回っていない。


舌っ足らずな声だ。


「ソラ!起きて!輝は!輝は大丈夫なの!」


ソラがあまりにも不自然な場所で寝ている。


そしてこういう大事な時は絶対すっぽかしたりしない輝だからこそ遅刻したには理由があると見た。


勘が冴えているのか知らないが美神はこの2つの1件すると全く関係のなさそうな話題もどこか繋がりがあると見えた。


だから今美神はソラに聞いているのだ。


「ソラ!輝は!輝がどこにいるか!」


「美神様……落ち着いて聞いてください」


ついに現実が把握出来たのかソラは今までにないくらい真剣な表情と声で美神をじっと見つめた。


「輝様があなたの父の追っ手に連れていかれました」


「……え?」


あたりが真っ暗になるとはこのことを言うのだろうか……


美神はもう前が見えなかった。







絶望……


それしか今は無い……


「……取り返すわよ……」


「え?」


「取り返すのよ!輝を!私が初めて好きになれた男の人を!」


まだ諦めない。


美神は叫んだ、ここでは諦められない。


もちろんソラは驚きの表情が顔に張り付いている。


「私が……輝を助ける!初めて会った時助けてくれたように!」


美神は心に誓った……輝を取り戻し……


「まだ伝えれてない思いだってあるのに……ここで行方不明は嫌よ!」


絶対に伝えたい……この思いを……


輝に


「だからソラ……手を貸して!」


「分かりました……」


ソラも決意がみなぎってきた……この決意は義務や使命で生まれたものでは無い。


目の前で助けるべき人を助けれず敗北したあの悔しさが想いとなった……


だから返答は


「私はいつまでも美神様に尽くします……そして私も彼女達には色々とやりたいことがあるので……」


ソラは冷静に話しているつもりだと思うが声の語尾の部分が力強くなっていたりと悔しさを感じさせられる。


その想いを受け取ったのか美神は静かに頷いた。



































波乱の文化祭編…………ジ・エンド




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輝奪還祭編



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