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波乱の文化祭編 再開

「うふふ…ここなんてどう?」


「おお!



最近何かとネットやSNSで見かけていた輝は少し好奇心で買ってみたくなってきた。


「んじゃ買うか…買ってやろうか?」


「いやいいよ〜!私もお金なら用意してるしね」


そう言うと三葉は可愛らしいがま口を開けて出店へと一直線に走って行った。


そんな三葉を輝は優しい目で見ながら三葉の後ろを着いていく。


(平和だな〜)



···································


ソラが別棟をブラブラと歩いている最中妙な人影を見た。


普段ならここは誰もいない、そのためここにいるということは学校関係者なのだろう。


(気になる)


好奇心は抑えれずソラはバレない程度にコソコソと近づいた。


だが……


「来ると思ってましたよ……ソラ」


「!?あなたは!」


「あら…裏切り者のソラ、何か言いたいことはある?」


校舎内を適当に歩いていたソラは見つけてしまった。


校舎の窓から中庭をじっと見つめていた少女の存在を…


「なんで!あなたたちが!」


「私たちは!…彼に呼ばれてきました…」


「か、彼?」


「そういうところは治ってないようね…一真様に呼ばれたのよ」


その時ソラの脳内でなぜこのような出来事が生まれてしまったのか点と点が結ばれたような感覚になった。


だがわかったということは…彼女達の目的もわかってしまつことになる。


察しが着いた時ソラの背筋から冷りとする。


そのことに勘づいたのか少女も小馬鹿にするかのように笑みを浮かべた。


「ふふ……でも悪いのはあなた達ですよ、あなたは一真様の逆鱗に触れた……」


「なら!」


「輝も!逆鱗に触れてしまったのよ……一真様の……これから私たちの邪魔をしないと約束をするのなら」


ここで約束をしてしまえばソラは助かる……しかし輝は……


「断る!絶対賛同なんてしない!」


あまり見せないソラの怒号が静かな校舎内を響かせた。


だがそれでも少女は顔色一つも変えずじっとソラを見つめている。


その瞳はまるでゴミを見るようなぐらい冷ややかな目だ。


「あなたは逆らった時の恐怖を分からないの?あれだけ怖いのを……」


「わかったのよ!普通の暮らしをしてやっと!おかしいのは一真なのよ!」


ソラの声のトーンは下がるどころか上がっている。


その態度にやっと恐怖を覚えてきたのか少女は少し怖気付いてきた。


足が1歩下がったのだ。


「私は戻る気もないしむしろ反抗する立場になる!輝様を守る!」


「……ならこちらも遠慮はしません……」


二人の間に静かな時が流れた。


ソラは少女を睨み少女もソラをじっと見つめいつ何が起きるか分からない停戦状態が続いている。


周りの騒然さ等が2人の耳には聞こえないくらいの緊張があたりに伝わる。


(絶対に一真の好きにはさせない!)


この時ソラは固く誓った。


輝のためにも自分のためにも一真の管下に置かれることがないように徹底的に緊張の糸を張り詰めないといけない。


輝とソラの運命は如何に



















一体どうなる波乱の文化祭編!!!!


まだ始まったばかりの文化祭!


ここから更なる運命の変化は続く!

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