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準備時々イタズラ

作者の体調により短めですm(_ _)m

文化祭期間に突入し始めた。


学校は文化祭に浮かれていたりそうでない人で溢れかえっており行事が大量に押し寄せてきている現実をみんな色々な形で楽しんでいた。


輝もこの期間を楽しんでいるのは言わずもがなだ。


「はぁ眠たいっす」


「口じゃなくて手を動かして」


「はいよ」


輝は迷路の壁を作るための糸を引っ張っていた。


迷路はどうやら糸を教室中に張り巡らせその糸にビニールを被せ壁を作るといった方法みたいだ。


そのため今輝はタコ糸を持ちながら設計図を見てタコ糸を上に張り巡らせている。


「ふぁぁぁ……眠い……」


「ほら眠気を覚ましなさい……ほら」


設計図を持って先程からずっと輝を指示していた美神は今にも寝てしまいそうな輝の背中を数回叩いた。


しかしそれでも眠たそうだ。


「……ごめん風船ひとつ貸して……壊れても良いヤツで」


「ふぁぁぁぁぁ〜!どうかしたか美神?」


輝のこれからを考えると少し心苦しいが……


「はい輝糸私が持つから輝はこれ持ってて」


「はいはい〜」


そう言うと美神は輝にひとつの風船を渡した。


美神はある計画を練っているのだ、確実に起こせる方法であると確信はしているが輝の心臓が止まりそうだと考えたら少し気が引ける。


でも美神の手は止まることなく進行しており実際に輝に風船を渡すところまでスムーズに進んだ。


「……ふわぁぁぁ〜眠い」


何度目か分からない欠伸をし美神は完全に油断している輝に、言われた通り持っている風船に向かいあるものを突き刺した。


それは……


バン!!


「うぉわぁ!」


突如と教室中を包んだ破裂音。


美神の予測通り輝は完全に腰を抜かして転けてしまった。


美神が輝に手渡した物は余り物の風船だ。


余り物ならどんな扱いをしても良いため美神は輝に対してのドッキリとして使わせてもらった。


「お前!めっちゃビビったじゃねぇか!!」


「眠気覚めた?」


「あぁ覚めたよ……完全にな……」


美神の手からまだ芯の出ているボールペンが見えた。


この美神の手のボールペン、風船から輝はやっとこさ美神の仕組んだネタを理解したようだ。


「変な目覚めだよ」


「おはよう……じゃ仕事に戻るわよ」


少し悪戯心が増えてきた美神に輝は入学当初の美神と比べてみたけどやはり1番輝の中で変わったとどってきた。


(心開いてくれるのは嬉しんだが……開け方が……おかしいな)

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