超ショートストーリー ソラの体育祭after
疲れで短めになってしまいましたすみません
時間軸は遡り。
私ことソラは体育祭が終わった。
これにて大きな仕事がひとつ終わるとなると寂しさもありますし達成感もあります。
ですが私の任務はまだ終わりません。
少し時間が遅れましたが美神様ならまだ教室にいるでしょう。
そう思い私は教室まで走りました、先程まで私も友達と話していたのでかなり時間が経ってしまいましたが。
「やはり居ますね」
私が教室をちらりと覗くとそこには確かに美神様と輝様が居ます。
「美神様、少しよろしいですか」
「ごめん輝、少し話をするから待っててね」
わざわざ美神様は私のために……早く要件を伝えて輝様と話させてあげよう。
「美神様、今日の夕飯は豪華に」
「あ、ごめんソラ、今日一緒に食べに行くことになったの」
「え」
私は絶望の中に放り込まれたような気分です。
でも、ここで我慢しないといつも美神様に迷惑をかけているから……
(うう辛い)
やはり寂しい。
寂しさは中々減らす方法が分からないのが今の私だ。
前の私ねら余裕だったのに……いつの間に
「分かりました……では」
美神様には楽しんでもらいたい、その心情に任せて私は美神様から離れ教室を出ようとした。
私きちんと取り繕えたかな。
でも帰る前に見た美神様の目、どこか憐れむような……
「ソラも一緒に食べに行こう!多分要なら誰でもOKしてくれるし」
「え、そんな」
私の為を思って……でもそこまでしてもらったら申し訳ない。
「いえ、私はお邪魔になりそうなので……」
「安心して、俺たちが食べに行くメンバーは誰もあなたの事を邪魔だと思わない心優しい人しかいませんよ」
輝様の説得が強い。
でも本当に申し訳ないです。
「ソラ、私も来て欲しいわ、ソラは私と違ってまだ青春っぽいことしたことないでしょ」
「美神様……」
美神様が私のためを思って……
優しすぎます、皆さん。
「ほら美神も言ってるんだし来たら?」
「…………分かりました、行きます」
「「やったー!」」
2人揃って喜んでくれるなんて、本当に私は恵まれてます。
本来なら「行くべき」道があったのですけどそんな道を変えてくれた美神様には感謝をしきれません。
(ありがとうございます、私の……「命の恩人」)
「じゃあ俺は連絡するか」
「……私も」
2人とも優しいです、私は輝様や美神様に会えて
本当に
本当に
本当に!
本当に良かった。
ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)




