体育祭編 テント内デレ編
今回も短めです
執筆日が1月1日なのですよ
正月に色々とあり体力のないためです申し訳ありませんm(_ _)m
「輝〜疲れたよ〜」
要のでた競技が終わり続々と戻ってきた。
要は汗まみれの体で輝に抱きついてきた、汗の匂いと要の汗が身体中についてどこか気持ち悪い。
「おま、さすがに汚いだろ!」
「あぁ!酷い!私だって乙女なのよ!」
「なら行動を改めろよ!」
要はわざとらしくプンプンとした様子を見せたが適当に褒めれば要は元に戻るのであまり怖気付くことは無い。
だが1つ問題がある。
「こんなところで抱きついていたらな視線が痛いんだよ」
「あ、そうだった……いつものノリはいけないね」
「あはは」と要は笑いすぐ輝を離した。要は笑っていたが
輝は笑えそうにない。
確実に周りから輝の見る目が明らかに変わってきている。
絶対に許さんとか羨ましいとか言いたげな目だ。
もちろん輝の近くにいた「2人」も例外では無い……
「……なんか……言ってくれないか。美神にこいし」
「別に……」
「た、橘君の趣味ならば……全然……大丈夫です」
どうやら今輝は2人にとんでもない誤解を植え付けてしまったみたいだ。
2人の視線がゴミを見るような目で見ているためとても心が痛い。
「あ、あの違う……」
「あはは、さすがの輝がそんな趣味持ちならとっくに絶縁してたよ」
「そこまで!?」
要のガチトーンでの引きが逆に輝は驚きだ。
先程まで抱きついておいてどこか腹が立つがその気持ちをグッと押さえ込み輝は耐えた。
「違うからね?」
「そんなのわかってるよ輝が好きなのは美神さ……ごふぅー!」
輝の容赦なきパンチが要のお腹の中に思いっきり入った。
そのパンチには手加減などは無い。
容赦のないフルパワーの一撃が要のお腹に思いっきり入ったのだ。
もちろん要はその場で「ごふぅー」と声を漏らし倒れた。むしろ倒れなかったら怖いくらいだ。
「……っーこのバカー!」
「違うからね!?」
美神の顔が真っ赤だ、絶対に怒ってる時の顔だ。
先程からずっと視線がどこを向いているのかすら分からない。
それほどまで美神は混乱している。
そして近くにいるこいしも何のことかわかっていないらしく先程からずっと「えっ!?えっ!?」と言わんばかりに動いている。
「違う!待ってくれ!」
美神が何か言いそうだ、もう輝は何か悪いことをしてもないのに頭を思いっきり下げて美神の目の前で謝った。
だが答えは……
「嫌とは言ってないのだけど……」
「……え?」
答えは……想像の斜め上をついてきた。
その答えに未だに頭が働かない輝は「え?なんて」と見事にバカ丸出しのセリフを吐いてしまった。
そんな鈍感な輝に腹が立ったのか美神は顔を次は恥ずかしさではなく怒りで真っ赤に染め上げ
「2度も言うわけないでしょ!このバカ!」
と言い残すとテントからプンスカとこうかおんがなりそうな感じに去っていった。
輝はこの間も頭が働いていなくずっーとぼーっとしたままだった。
その逆にこいしは焦りのあまり輝とは違う意味で頭が壊れてしまった。
そして要は腹パンの衝撃で動けないという……
(……美神……デレ……頭が追いつかない)
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