大晦日時々美神さん
時系列は・・・特に考えてませんが今日と明日で大晦日と正月の回を書きたいと思います
時系列は全く変わりますのでどうかお許しを
そして短いです
そのため体育祭編の次の回は1月2日からになりますm(_ _)m
テレビをつけると大晦日スペシャルだらけ・・・
現在12月31日
存在自体が非日常なこの日は色々な物語がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なんでお前たちが普通にいるんだ・・・」
輝はカフェ当番・・・ではなく今日はカフェも臨時休業の日なので誰もいないカフェで適当に過ごそうとしていた。
しかしカフェに行くとそこには要と浩史、沙也希、そして美神にこいしと全メンバーが揃っていたのだ。
それもカフェ内も少し装飾されておりパーティでもするのかと言いたいくらいな装飾だ。
「いぇーい輝ー!今日はどんな日か分かる!?」
「要・・・俺どれだけ馬鹿だと思ってるんだ?大晦日だろ?」
「せいかーい!」
元々行事やイベントが大好きな典型的なお祭り人間の要にとって大晦日はとても盛り上がる行事らしい。
さっきから輝も冷たい態度を取ってはいるものの実際大晦日の非日常感は嫌いでは無い、むしろ好きなくらいだ。
「ほら輝も盛り上がらなくっちゃ!いえーい!」
「うるさい!というかよくここまで元気にいけるよなほんと・・・」
浩史も最初はここまでお祭り人間だと思いはしなかったが蓋を開けてみれば要に負けず劣らずのお祭り人間だった。
そのため行事事になると浩史と要がテンションのギアを最大限まで上げてその2人を輝が止めるのはもはや恒例行事になりつつある。
そして今日も暴走寸前の2人を輝は止めるのだ。
「まぁでも今日にテンションが上がるのは少し分かるかもしれない」
「確かに大晦日なんて1日しかないけど・・・こいつらの場合はすげぇ盛り上がるから・・・そのうち家壊すんじゃないかってくらい」
事実今のままいくとそのうちカフェを更地にするくらい2人には元気がある。
確かに元気があるのは良い事だがありすぎるとそれはそれで困るのだ。
「輝・・・今日はありがとうね、わざわざ貸切なんて・・・」
美神が菓子折を持って輝に感謝を伝えた。
「俺もびっくりだぞ・・・知らない間におばさんがみんなを呼んでいたってことに・・・そしてこいしも来たのもびっくりだ」
「す、すみません!」
「いやそういう訳じゃない!嬉しいんだよ!」
言葉足らずなためこいしに誤解をさせてしまいその誤解を急いでとくなど輝に休まる時間が無い。
いつものメンバーだがいつもと違う日。
その違和感や非日常感がみんなの興奮をかきたててくれている。
そのため先程から要と浩史のテンションが下がるどころか上がる一方だ。
そんな2人を抑えつつ時間は経っていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「今年終了まで残り1分かァ・・・」
おばさん特性のそばを食べみんな眠たい体にムチを当て気合いで起きているこの状況。
輝は美神とテレビを見ながら色々と思い出していた。
そんな後ろで浩史と要は「私たちは年越しの瞬間ジャンプするんだ!」と言い出し先程から時計とにらめっこだ。
その後ろで眠気に限界をこされたのか沙也希とこいしは机に突っぷ寝していた。
「長かったか?今年・・・」
輝はテレビを見ながら美神に聞いた。
「えぇとてもよ」
嘘である、本当は輝と出会い1日が、1週間が、1ヶ月が鬼のように早くなっていたのだ。、
これは単純な照れ隠し。
それ以外ない。
「逆に輝はどうなの?」
「俺はとても早かったな・・・やっぱり色々な人と出会ったからかなぁ」
「っーー」
輝は存外素直だった。
だがその素直さが今の美神の罪悪感を掻き立てる。
照れ隠しで嘘をついた自分が猛烈に恥ずかしい。
そんなことをしていると・・・
ゴーン
外から除夜の鐘が鳴った。
ということは・・・
「お。美神?鳴ったということは・・・」
「そうね・・・」
「「あけましておめでとうございます!」」
1月1日。
美神にとっては特別な年明けだ。
この年明けは今までにないくらい騒がしく。それと同じく今までにないくらい満たされる。心の中を・・・
「あー!待って足ぐねった!」
「俺もだー!」
だが後ろでは足を飛んで着地するタイミングでグネったらしく要と浩史は2人仲良く悶え苦しんでいる。
こんな騒がしい年明けも
どこか良いのかもしれない、そう輝の心理は少し動き始めた。
ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)
今年最後ですね
この回が私の今年最後の回です
長かったですか?それとも短かったですか?
私はとても短く感じましたね
今年受験というのもありとても激動の1年だったもので・・・
皆さん来年もきっと色々とありますが頑張って行きましょう!
そして
良いお年を!




