誤解時々説明
クリぼっちだった皆さん
私もクリぼっちでした
本日は短めです
先週の今日と昨日で書いたので、その頃体調崩してました
「あ、あの結局橘君は何をしているの?」
こいしが気になった様子で聞いてきた。
先程までは会話ネタがありすぎて気にはならなかったが今冷静になってこの状態を見るとかなりおかしな状態だ。
高校生3人が休憩スポットのソファでフードコートを見つめるというなかなか異質な自体である。
「えーと、そのー」
「まぁあまり深くは聞きませんが…教えてくれると嬉しいなぁ…ていう感じで」
こいしも人間だ。
やはり気になるところは解決したい。
そのためきちんと聞かれてしまった。
口ごもる回答にこいしは何か誤解をしているような顔で理解している。
「違うからね!やましいことは何も」
「え、やましいことは…橘君、そんなこと考えてたんだぁ〜」
「うぐっ!」
こいしのいたずらっぽいジト目が輝に刺さる。
昔は話すだけでも一苦労だったこいしがここまで進歩したという事実もあるため輝は少しツッコミにくい。
それでも初対面の時に比べて数え切れないほどの成長ぶりなので嬉しいことだ。
「片原さん、私たち少し苦手な人がいて…あのサングラスかけてる人達…1回あの人たちに変なこと言われたから近づかないようにしているんだ」
「そうなのですか!変な事聞いてすみません」
美神が普通に嘘を吐いた。
だがこの状況下で沙也希のことを言うと時間もかかるし沙也希にも迷惑になるため嘘が無難な手段だろう。
こいしは美神の息を吐くようについた嘘を真に受けてきちんと信じてくれた。
「じゃあ私は多分邪魔になるので…すみません」
「少し待って片原さん」
どこかへそそくさ行こうとするこいしを美神は止めた。
もちろんこいしもびっくりしているが輝も沙也希もびっくりだ。
「良かったら一緒に食べない?私たち以外にも待ってくれている人がいるの…席を守ってくれている人が居るからそこまで行けば一緒に食べれるわ」
「え、ででも、邪魔に…」
「大丈夫、俺の友達はみんな良い奴だから…変なこと言ったら俺が言うから」
まだどこか決断できなさそうなこいしに輝がきっと不安だと思うだろう箇所を安心できるように助言を加えた。
そのおかげかこいしの顔がパッと笑顔に変わった。
「わ、分かりました…少し怖いですが…行きます!」
「ありがとうね、こいし…じゃあ行くか」
そう輝が言うとみんなは茜を追いかけた人にバレないよう回り込むようにしてフードコートへ戻った。
幸い美神の嘘のおかげで回り込んでも違和感のない誤解を持っているため堂々と回り込んで行けることが出来る。
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移動中沙也希が輝に話しかけた。
その声は少し不安が感じられる声だ。
「あの人たちにバレない?」
「大丈夫、多分この移動で俺たちのいる周辺は全て見きると思う」
沙也希は注意深い人間だ。
割とゲームでも適当にやっていく輝と違い沙也希は最後の最後まで油断を見せない。
その性格が見事に現れたのだろう。
だが沙也希の心配もただの杞憂であり今茜を探している人達はフードコートの出口よりのところを探している。
着く頃にはもう居なくなっているだろう。
「な、何かありましたか?」
心配したような顔でこいしが見てきた。
「大丈夫、あの人たちが居ないかって確認してたんだ」
「そ、そうですか…怖かった」
こいしは小声で安心を顕にした。
どうやらこいしは自分の存在のことを言われていたのだと勘違いしていたらしい。
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「い、良いのでしょうか私なんかが...」
「良いんだよ...たくさんで食べた方が楽しいし」
まだどうやらこいしは不安なようだ。
今までセリフ的にも誰とも行ったことのないフードコートのため焦りが生まれている。
だがそんなこいしを輝は暖かく向かい入れた。
こいしの成長のためにもこれは大事な経験になるだろう...
「輝、もう要達頼んでるぞ...」
「ちくしょう!早いな!」
沙也希はどうやら浩史と要のいる席を見たのか今の席の状態を伝えてくれた。
沙也希の報告通り席を見ると既に浩史と要の席には浩史はたこ焼き、要はポテトが置いてある。
「確かに長かったけど...まぁ...俺らが悪いんだが...」
ブックマーク、ポイント等やって欲しいな|ω・)




