表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/307

第33話 〜スキル封印〜

【お知らせ】

この度、Twitterにてアカウントを作成しました。

そちらの方でその日に更新するかしないかを出しますので、宜しければフォローお願いします。

[赤井まつり@小説家になろう]



 俺達はようやく七十九階層から八十階層へと続く階段を見つけた。約一日探し回っただろうか。今回の下に降りるための階段は蓋で隠されており、その上に潰れたミノタウロスがのっていて見つけるのに時間がかかったのだ。



「……長かったな」


「うん。今まで最長だった。まさか魔物の肉塊で階段が塞がっていたとは」


「だな。ちなみに、あのでかいミノタウロスを潰したのはお前だよな?」


「……黙秘」



 俺のエクストラスキルである〝幸運〟がなければずっと七十九階層をさまよい続けたままだっただろう。幸運さまさまだな。



「今回のボスはなんだろうな」


「ドラゴン?」


「……それはおかしいだろ。普通そういうのは最終階層に出てくるんじゃないのか?」


「そういうもの?」


「男のロマンだな」



 階層ごとに高度になっていくトラップを避けつつ、先へと進む。



「このままボス部屋にむかうの?」


「ああ。出来るだけ早くレベルを上げたい」


「でも、技術磨かないと体動かない」



 アメリアが、珍しく真面目なことを言っている。



「今、凄く貶された気がする」


「気のせいだ。で? 具体的には何するんだ?」


「スキル使わずに、剣術だけでこの階層をマッピングすればいい」



 それ、俺も前したよなぁ。たしか、結局無理だということを悟ったのだったか。



「それ、前に俺も実践しようとしたんだが、結局スキルないと死ぬってとこで落ち着いたぞ?」


「それは一人だったから。二人で、安全マージンとりながらしたら大丈夫」



 事も無げにアメリアはそう言って、俺の方に手を差し伸べた。



「『魔法生成』……『スキル封印』」


「……え?」



 淡い青色が俺の体を包み、体が急に重くなったように感じた。そういえば、アメリアには魔法生成があった。あるのは知っているが、ここで味方相手に使われると誰が予想できただろうか。



「……アメリアさん、危機察知も気配察知も、気配遮断も使えないんだが?」


「知ってる。大丈夫」



 何を根拠に言っているのか、軽く問いただしたいが、今はそれどころではない。



「アキラ、右前方からヒュージゴブリン三体。気配読んでたら、スキル使わなくても分かる」


「……ちっ」



 おそらく、上の方の階層で死んだ冒険者の装備であろう剣や斧を装備した、巨大なゴブリンがアメリアが宣告した三秒後くらいに現れた。俺は腰だと邪魔なので背中に装備していた〝夜刀神〟を抜いて一体目に斬りかかる。


 結果から言うと、俺は一体も倒せなかった。死にそうなギリギリのところでアメリアが巨大ゴブリン三体をまとめて押し潰したのだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ