30 小説の『かけら』
書きたい話がたくさんあって、タイトルとメモだけ書いたものが、なろうの「執筆中」に溜まっていきます。
契約した仕事が終わったら、と思っているうちに書く意欲が消え去ったのもあります。迷った末に削除したのは、何世代も何世代も生まれ変わっても同じ人を繰り返し好きになる話。
7万字書き溜めたところで(もういいや)って削除したんだけど、理由は「これ、ものすごいストーカーの話では?」て思ったことと、最初のモチベーションが消えたこと。
今、連載を更新しながら、『新作を書きたい欲』を我慢できないときは『かけら』を書いてます。
小説になるかならないかはわからないけど、『かけら』を数百字だけ書く。気に入ったやり取りとか、風景の描写とか。
それを本当は新作で使いたいけど、その時間の余裕がないから溜め込んでおいて、連載を更新するときにつらつらと『かけら』を眺めて(よし、これを使おう)と使っています。
『王空騎士団』の子供が狙われるシーンで、巨大鳥が顔の片面を穴に当てて中を覗くシーンとか、ビクトリアがジェフに「あなたの輝かしい人生に」と言いかけて言葉を遮られるシーンとか、
新幹線でさりげなくゴミをまとめる場面とか。深山奏と紗枝さんが言い合うシーンとか。
今、そういう場面をたくさん繋げた言葉のやり取りの軽妙な小説を書きたいです。いつ書けるかなあ。やっぱり来年かなあ。
その舞台をどこにするか(異世界か、現実日本か)
主人公の女性の年齢をどうするか(十代か二十代か三十代か)
主人公の女性はどういう性格か(気が強いのか、強いとみせて純で健気なのか、根暗なのか)
相手の男はどういう性格か(甘えん坊系ワンコか、スパダリか、朴訥好青年か、腹黒か)
考えている時が一番楽しくて、楽しさ10:苦しさ0 です。
いざ書き始めてしまうともう、「完結まで何が何でも書かなければならぬ」になって、比率で言うと楽しい4:苦しい6に変わってしまう。
苦しくなるのがわかっているけど、それでも書きたい。文字書き中毒だから。
今日は明日の更新分を書いたので、これから別の話の更新分を書きます。
ではまた。




