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292 SSを書いた
書籍化作業というものを初めてした頃、書店様の特典であるSSを書くのにものすごく苦しんでいました。
(書きたいことは本文に全力投球しているのに、これ以上何を書けばいいんだろう)と途方に暮れていたのです。
最初の頃は絞り出すようにして書いていたのですが、最近は違います。
本文で書くと流れを遮るなあと思って書けなかった情景を、わくわくしつつSSで書いています。
分量が多すぎると思って泣く泣くカットした主人公の会話とか。
人気がある脇役のちょっとした愛らしいお話とか。
SSならではの遊びのあるお出かけしたお話とか。
どれも書くのが楽しいです。
と、言えるようになったのは最近で、書籍化作業に私がかかわると思っていなかった3年近く前(本当に何も知らなかった頃)は知恵熱が出るかと思うほど悩みながら書いていました。
今日もSSを1本書きました。楽しくニヤニヤしながら書きました。
特典としてお店に出たら、ぜひ読んでほしいです。今日書いたのはめっちゃ可愛いお話でした。




