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別れたほうが身のためみたいな家
引っ越し先のマンションを2軒に絞り、後は契約すればいいんだけど。
この手間とお金のかかる冬寒くて夏は藪蚊だらけになる家を売る気になれない。
この家につぎ込んだ金額とか手間とか楽しく庭いじりをした思い出がねえ。
これ、まんま「金のかかる女につぎ込んで、別れたほうが身のためとわかっていながら手を切れない人」の心情じゃなかろうか。男になったことないからアレだけど。
魅力があるんだよね、この家。願った通りの古民家で。
水回りだけは最新で。
どうするかなあ。
この家を売らずに置いておいたら、それこそ買い手がつかないような雑草だらけ雑木だらけになるから、引っ越し先とここを往復して手をかけなきゃならない。それは面倒。
それと、マンションに引っ越して庭で働くことがなくなったら、私、それこそ自営業と小説書くのだけになって、(つまり働くだけになって)、結果、モチベが消える気もする。
どうするかなあ。(2度目)




