271 近所が燃えていた
昨日、お墓参りに行って、夫の実家に立ち寄ってさあ帰ろうとして外に出たら近所が火事だった。
そこまで「ずいぶん消防車が走ってますね」「場所が近そうだね」「救急車も出てる」などと話はしていたが、火事は夫の実家から50mくらいの場所で、火柱が二階の屋根くらいまで立ち上がっていた。
「は? うそお!」だ。全然気づかないものなんだね。
風が夫の実家の方に向かって弱く吹いていたけど、道路を一本挟んでるから延焼しないだろうと思いつつも、「近所が火事だから確認した方がいいですよ」と告げて車に乗った。
義姉が様子を見に出てたけど、他の家族は出てこない。たいしたことないと思ってるんだね。
まさか自分ちのすぐ裏手があんなに燃えてるとは思わないんだろうね。
でも義姉が確認していたからそれ以上騒いでも、と思った。
私は私で家にお客さんが来る予定だったから急いで帰宅したのだが。
夜になって、義兄から電話があり、火元の家は全焼、道路を挟んだ家が二軒燃えたそうだ。夫の実家は無事。
風は弱かったし消防車が何台もきていたけど、それでも燃え広がるときは燃え広がるんだね。
火の勢いを甘く見てた、私。




