表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クズニートの成り上がり~『剣の翼』を手に入れ、『ボーナスダンジョン級チート訓練所』で最強になったクズ男の至高堕天録~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二部『堕ちていく、クズ男』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/73

27話 女の子という理不尽。


 27話 女の子という理不尽。


「……ちなみに、あの『明日、俺に殺される予定のクソボケ』からは、どこまで聞いている?」


「んー、久寿男がギャルの中学生と仲良ぉしとるって事以外はなんも」


「なるほど……なるほど……」


 『どこまでもイラつかせてくれる後輩』を頭の中で射殺してから、

 必死に頭をまわし、

 いろいろと、自分の中の規制をぶったぎって、

 だから、


「機密漏洩になるから黙っておいて欲しいんだが、実は、その中学生……飛び級試験に巻き込まれた民間人でな」


「確か……巻き込まれた民間人は、6人くらいおったんやっけ?」


「ああ。その中の一人に『ちょっとした問題』が発生してな。なぜか理由はわからないが、ミッションの記憶を残していたんだ」


「へぇ、記憶が残る系の事故は、たまぁにあるって聞くけど」


「そのたまにが、よりにもよって、俺の時に起こりやがった」


「それは、めんどうくさいなぁ。上にはもう報告したん?」


「いや、していない。というより、放置しておくつもりだ」


「なんで? 黙っとるんがバレたら『隠蔽した』って事で、久寿男も処罰されるやん」


「今回だけ記憶が消えなかっただけで『もう一度やれば記憶が消える』……という事例なら、まあ『大した問題じゃない』が、どうやっても記憶が消えないタイプの人間だった場合、どうなるかは予測がつくだろう?」


「まあ、消されるやろうなぁ。え? ……それがイヤってこと?」


「まあ、ありていに言えばな」


「なんでイヤなん? 別にええやん。知らん女が死のうがどうしようが。むしろ、積極的に殺していったらええやん」


「いや、積極的に殺していく必要はないだろう」


「もしかして、その中学生がタイプやから? もしかして、久寿男ってロリコンなん?」


「アホか」


 心底しんどそうな顔でため息をついてから、


「言っておくが、『報告をためらっている理由』の中に『あの女の容姿』は一ナノ足りとも含まれてはいない」


「ほんまに、一ナノも?」


「当然だ」


「ほ・ん・ま・に? 怒らへんから、正直に言うて。そのゲロカス女の容姿を、久寿男は、どう思ってんの?」


「まぁ……確かに、どちらかといえば、好みの容姿だが、しかし……って、おい、作楽? 作楽さん?!」


 自分が念を押して聞いてきたくせに、

 『仕方なく肯定で答える』と、

 一瞬で、殺人鬼フェイスになる作楽。


「ちゃんと聞け、おい」


 過剰な不機嫌を惜しげもなく全力投球してくる作楽の態度に、


(ほんとに、女ってのは、どいつもこいつも……)


 天童は『女の面倒くささ』に辟易しながらも、

 彼女の『理不尽な感情』から逃げるワケにもいかず、

 だから、真摯な目で作楽の目をジっと見つめ、


「確かに、あいつのルックスは『俺好み寄り』だ。それは認める。が、しかし、モテない男というのは『ストライクゾーンが妙に広い』か『極端に狭い』かの二択になるもので、俺は前者だというだけの話だ。たとえば……」


 そこで、天童は、キョロキョロとあたりをうかがって、


「……えぇと……ほら見ろ、あそこに部活帰りの女子中学生が五人いるが、正直に言うと、あそこにいる全員が『俺のタイプ』と言えなくもない。五人とも別に、格別美人ってわけでもないが、明確にブスってわけでもないから、どいつの見た目も嫌いじゃない。モテない男ってのは、そういうもんなんだ」


「別に、モテへん事ないやん……その意味分からん自己低評価、ほんま鬱陶しいわぁ」


 作楽はイライラを隠すことなく、


「……ほな、ええわ。じゃあ、なんでなん? 『タイプ云々が関係ない』んやったら、何を躊躇してんの? 『特に関係も興味もない女子中学生の一人や二人が死ぬ』んのナニがいやなん?」


「それは……だな……あー、つまりだ……」


 そこで、天童は気づく。


(ぬぁ……これ、説明できねぇじゃねぇか……)


 天童は必死に頭を悩ます。


(なんの理由がある? 軍規違反を犯してまで、あのガキをかばう理由……だめだ……『例の件』が前提になければナニもない! 実際、あのガキが、高瀬の親族じゃなければ、俺はとっくに報告している)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ