表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/100

36 ピクルス

今日は、パーティーで出す予定のピクルスをウェスタと一緒に作る約束をしている。ディザは、ダイニングテーブルでハーブティー用のハーブを乾燥させている。


エプロンドレスを着て、髪の毛をポニーテールにする。手を洗って準備は万端だ。


『今回、作るのは。定番の大根とキュウリのピクルスと。セロリとプチトメト、レモンのピクルス。それから、色味で紫キャベツのピクルスを作る』

「はーい」


プチトメトは、プチトマトの事だったけど。魔力を貯めているタイプのお野菜みたいでちょっと名前が違うみたい。


ピクルスを作る瓶は、あらかじめ煮沸消毒をして冷ましておく。


『レイラ、セロリの筋は取れるか』

「出来るよ」


セロリの細い茎の手前でポキッと折って筋をスーと取る。残った筋も丁寧に取り除く。


『そしたら、5センチくらいに切って、1センチの細さに切って…』


スティックサラダみたいにするんだね。私がセロリの茎と格闘している間にウェスタが大根とキュウリも同じように風魔法カットしていく。プチトメトは、半分に切ってあった。


『紫キャベツは、芯を取って5ミリ幅に千切りにする』


風魔法であっという間に紫キャベツがみじん切りにされていく。殺菌のため紫キャベツを沸騰したお湯でさっと茹でる。5分くらいが丁度いいそうだ。


大根とキュウリ、セロリも同じく5分くらい下茹でをした。キュウリは、少し色が変わるくらいが目安。


『ピクルス液を作っていくぞ。まず、水にローリエとタイムを入れて沸騰させる』

「沸騰したよ」

『そしたら、塩と砂糖を入れて良く溶かす。溶けたら火を止めて…お酢をいれる』

「ケホッ」

『あぁ、お酢にむせちゃったな。大丈夫か?』


とウェスタに笑われながらピクルス液が完成した。


*****

[ピクルス液]基本の分量

お酢   90cc

水    60cc

砂糖   20g

塩    少々

ローリエ 1枚

タイム  1枚

(瓶のサイズによって分量を増やしてください)

*****


『じゃあ、瓶にセロリとプチトメトを詰めて。そう、最後にレモンを入れるよ』


レモンは1センチくらいに切ったものを2枚六等分にしたものを用意した。


『最後にピクルス液を入れて完成』

「わぁ、可愛い」


セロリの黄緑とプチトメトの赤、レモンの黄色がとても可愛い。


『次は、紫キャベツのピクルスだな』


紫キャベツを瓶に詰めて最後にライム8分の1を入れてピクルス液を入れる。


最後は、大根とキュウリを瓶に詰めてピクルス液を入れて完成。


『全部蓋をしたら必ず煮沸殺菌をすること』

「はーい」


この煮沸殺菌の為にピクルス液は瓶の9割から9.5割までにする。脱気と言って空気が抜ける分を作っておくことが大事なんだって。


『鍋に瓶を入れて水を入れる。10分から15分沸騰させたら取り出す』


瓶の下にふきんを置いてカタカタしないようにして鍋を沸騰させる。


『よし、いいかな。これで、ピクルスの準備は完了だよ。火傷しないように俺が取りだそう』


風魔法を使ってウェスタがお湯から瓶を取り出してくれた。


「ピクルスって見た目が可愛いから置いておくだけでもいいなぁ」

『殺菌をしっかりすれば半年は保つけど、その前に食べちゃうんだろうな』

「そうだね」


と二人で笑いながら今日はもう1つの材料、ウェスタが取り寄せてくれたお米の様子を見る。ピクルスを作り始める前にお米を研いで水に浸けておいたんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ