3人集まれば文殊様だと文殊様3人分だと上位職になるんだろうか?
37日目 夜 宿屋 白い変人 女子会 お風呂場
迷宮皇さん。甲冑委員長さんとか呼ばれていたけどそんな委員はしてないそうだ、名前はアンジェリカさんだ、きっと使役者はまた名前を憶えていないんだろう。私達だけでもちゃんと名前で読んであげよう。
アンジェリカさんは迷宮の最下層、第100階層に一人でいたそうだ、そして、真っ黒な闇に捕らわれていたらしい。最古の迷宮とも呼ばれている迷宮にずっと一人ぼっちで。そこでたった一人で永遠の時に抗っていたらしい、、、17才のままで?
遥君はアンジェリカさんを操る闇と戦い払った、闇が操れたのはアンジェリカさんの力のたった一部分だけだった。アンジェリカさんが抗い続けてくれたおかげでやっと戦えた、そして払い切った。
其処には完全な状態の迷宮皇。
だけどアンジェリカさんは何もしなかった。ただ遥君に殺されるのを待っていた、ずっとずっと誰かを待っていたのだ、闇に抗い、呑まれる事無く、待っていたんだ、終わりが来てくれるのを。
で、、、使役して連れて来ちゃったらしい。
其れなら当然だ。やるにやらかすに決まっている。
そんなの遥君が殺しちゃう訳が無い、終わりなんて許すはずが無い、悲劇なんて上演させる訳が無い、運命とか辿る訳が無い、因果とか応じる訳が無い、助けない訳が無いんだ、救わないなんて遥君じゃない、遥君は自分の気に入らない事は意地でも認めないやりたい放題勝手放題の我儘放題なんだから。
だから、連れて来た。
地上まで。
街まで。
暗闇じゃない所へ。
一人きりじゃない所へ。
連れてこない訳が無いんだ。
迷宮の迷宮王さんの上役の迷宮皇さんでも関係ないんだ。
きっと、大王さんでも、帝王さんでも、魔王さんでも、関係ない、だから迷宮皇さんでも連れて来ちゃう。
言いたい事は凄くある、大問題なんだから。
でも文句なんて言えないんだよ。私達も、みんなも、誰も彼もが助けられて暗い所から連れ出されちゃってるんだから。
もう常習犯なんだから。
そして中はスケルトンさんらしい。何故か甲冑姿は肉感的でナイスバディーなんだけど骸骨さんなんだそうだ。
前職の時はデュラハンさんと、リッチさんと、ノーライフキングさんを兼業されていたそうだ、大変だっただろう?
そしてせっかく街に来て女子会に参加したんだし、今日はお風呂を借り切りにして一緒にお風呂に入ることにした。
だって、骨でも女子なんだから、奇麗で清潔は大事なんだよ。まして、女の子を遥君と一緒に入浴させるわけにも行かないんだから。
そして、みんなで甲冑を外す、、、、、えっ?
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みんな奇麗になって、お風呂から上がる。そして甲冑を装備する、、、、、、うん。
「遥君は確かにスケルトンさんから無種族になったって言ってたよね?」
「「「「うん。」」」」
なら、気付いて無いんだろう。自分が何をしでかしたのかを。
気付いていたなら、対応が変わってたはずなんだから気付いていない。事の重大さを。
どうしたもんだか、女子会が必要なようだ、招集しよう。
武器とおにぎりでみんな脳が蕩けてるけど会議が必要だよ。
どうしようもなくても、どうにかしないと。
幸いアンジェリカさんは頷きでウンとイイヤは返事してくれる、意思の疎通は取れる。
21人集まれば文殊様7人分だ、何か解決策が出るかも知れない。
明日の夜までは大丈夫だろう。
それまでに対応を決めよう。
大事なのはアンジェリカさんだ。
アンジェリカさんのこれからが掛かっている。
遥君の事はどうせ考えても無駄なんだ。
アンジェリカさんのことだけを考えよう。
何で気付かないんだろう?




