便りが無いのが良い知らせで便りが有ったら不幸の手紙ならぼっちはずっと良い知らせ?
66日目 昼 御土産屋 孤児院支店
御土産屋さんの作業部屋の中を所狭しと商品達がもう複雑な螺旋を描いて渦巻いてそれってDNAなの? NBAなの? って言う位にぐるぐると廻りながら作られては完成するとダンクで完成品置き場に積まれて行く、古くからリバウンドを節制する者はダイエットを制するとも言われているがお饅頭幾ら作っても作っても足りないと思ったら半分は女子達が買っていた、孤児っ子たちの栄養補給にお饅頭を配給していたから食べてるところを見て欲しくなったんだろう、流石に子供たちから取り上げられないからご購入ってリバウンドを節制出来なくてビリー隊長がアリウープでワンモアセットなリバウンダーさん達の様だった。毎度あり?
「お兄ちゃーん、「ペナント残り僅か、茸型はいらない」です。」
伝令孤児っ娘だ。頭を撫でてありがとうって言うと笑いながら店に戻って行った、辺❤境シリーズが断トツだが思いの外にペナントも売れている。やはりお土産の定番だけは有ったのだ! でも茸型は微妙な売り上げだ? まあペナントって三角旗の事だから茸型は邪道だったりはする、うん何か作ってみた時から何となく邪道感は感じてたんだよ? 何でだろう?
しかし貴族と商国から巻き上げて延々と補給させて大損させる計画だったのに、なぜか一般販売がめちゃ忙しい!
孤児っ子達の制服に続き女子にも制服を支給したところ王都で「女性服ブーム」が起ったみたいだ、大量生産が簡単な平面裁断のシンプルなワンピにロングスカート、ブラウスにベストとジャケット更に辺境では今一だったボレロが爆売れだ。スカートもさっきボレロに合わせたからバルーン型を品出ししたら追加注文が引っ切り無しだ、王都はお金も物も持っているが商品が提供されていなかった様だ、だから作っただけ売れる。
現在ビッチ達も王都の奥様向けの新デザインを描きおろしてはデッサンを持ってきてくれてるけど新作を出しても出してもみんな買われて行く。超高速生産と奥様パワーにビッチ達のデザインが追い付かない。
男性客も頑張っている、沢山服を持ってはレジを目指している。男性服の会計カウンターには長蛇の列が出来ている。
もちろん今日の会計の女子の制服がアンナミラーズに似ている様な気がするのは気のせいな気が気が気じゃ無いんだよ?
貴族達にもスーパーぼったくり価格ですぐ駄目になる豪華に見えるドレスをオークションでぼんぼん買わせているから破産は近いだろう、こいつら見栄の為にワザと値段を吊り上げて買っているくらい馬鹿だった。
服に下着にアクセサリー、家具に美術品にと見栄えするものほど狂ったように売れていく。
その超ぼったくり価格の服1枚の値段で孤児っ子たちは優に一か月くらいは美味しい物が食べられていただろう、超ぼったくり価格のけばけばしい美術品1つの金額で暖かい毛布だって山ほど買えてただろう、それが跳ぶように売れていく。
だからぼったくって返してもらおう、奪った全てを100倍返しのハイパー利息で孤児っ子達に返してもらうんだよ? 孤児っ子たちの苦しみ分が超高金利で利息加算乗算のハイパーぼったくりさんだ、この貴族たちは他の貴族が買えば自分も買わないと負けになると信じて買い続ける。1つでも多く、少しでも高い物を買う事で偉くなれると信じている。
だから宝飾品もぼったくり価格で高ければ高いほどよく売れる、試しに近所に落ちてた石っころを拾って研磨して「賢者の石」って超高値で限定販売したら即売した。
これ嫌がらせしなくても勝手に滅びて地獄街まっしぐらだよ?
「じゃあ仕入れ入って来るね~、在庫は積んでおいたから馬車馬の如くワンモアセットの気持ちで働くんだよ? レオタードも有るんだけどレオタードで接客業って怪しさ満点で風営法がヘイヘイホーって与作ってるからちょっと行ってくるよ? まあ王宮の道も覚えたし寄り道して遊んできてもすぐ帰るから探さないで下さい? みたいな?」
「「「良いから早く行って! そしてすぐ帰って来て! 忙しいの、商品足りないの、ヘイヘイホーとか言ってる場合じゃ無いの! ハリー!」」」
ハリー? ハリーぼったくる? まあ急いでぼったくる事に異存は無いんだけど魔法の異世界でハリーぼったくるがヘイヘイホーとか言ってるのって何かが問題な気がして気が気じゃない気もするんだよ? でもなんか睨まれてるから行ってこよう、もう何十回と仕入れてるのに買って持って帰っちゃうんだよ? 置いとけば手間かからないのに。
そして王宮の地下倉庫に仕入れに行くと配置が換わっている? 今度は何番倉庫なの?
「あ~、また倉庫の場所変えたんだね~? 変えるんなら買う時に一言教えて置いてくれると仕入れる苦労が減るんだけど全く気が利かないぼったくられな人達だよ、でもまた船から荷が下ろされてるし目標額まであと一歩? ぼったの道も一歩から、ぼったぼったと歩き回ると煩そうだけど儲かるからまあ良いや?」
(ウンウン)
何で甲冑着て無いのにお返事がスライムさん仕様なのだろう?
え~と小麦に油に? お~、ほうれん草が入荷されてるよ! それに比べて俺の報連相は何処で何してるんだろう? 今まで一度も報告も連絡も相談すらも無いんだけど元気なのだろうか、まあ便りが無いのが良い知らせ? 便りが有ったら不幸の手紙? でもぼっちに100人に回せって言っても回らないし不幸に成るって言われてもLuK MaX(限界突破)を不幸にするって大変そうだけど大丈夫だろうか? まあ届いてから考えよう、だって不幸の手紙どころか手紙もメールも来ないんだよ? 異世界に住所変更って何処に届け出れば良いんだろう、でも変更しても多分来ないから変更しない方が心の傷が小さく済みそうだ。
せっせとせっせとアイテム袋に商品をしまい込んでいく、この世界は戸籍制度が確立されていないから正確な人口が分からないが王都はどう見積もっても数万人はいるだろう、つまり最低でも毎日十万食分以上の食糧は送って来られている。で貰っている、これに軍の装備や魔石買い付けの現金も送って来ていて俺が貰っている、良い加減に馬鹿にならない被害額だ。だから手を打つはず、何もしない訳が無い。
何をして来るのだろうか? 罠は「トラップ・リング」の効果で発動しないから有るか無いかも分からない、見回りは王国の「究極の錠前」のせいで中に入れない、となると好い加減に美人女暗殺者さんが現われても良いと思うんだけどまたいない? コツコツと仕入れをしていそいそと帰る……あ~、魚に麻痺毒が入れて有る、これで捕まえる気なんだ。よし、哀れな貴族さん達に施してあげよう。
貴族街が大騒ぎ。
「ただいま~、大量入荷で今日はほうれん草と豚っぽい何かの肉のパスタさんが晩御飯? ほうれん草のお浸しも絶賛研究中? でもほうれん草って言うと缶詰で助けて~ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん? って言うかしゅーりんがんのぐーりんだい的にぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーの? みたいな? ちょうきゅうめいのちょうすけを仕入れた? 感じだったんよ?」
「「「長いよ! 途中から寿限無さんが異世界召喚されてたよ! ほうれん草は食べるけどパイポパイポで止めとこうよ! でもそれはポパイだよ!」」」
下半分だけなのに人の名前の大切さがわかっていないようだからお説教しようかと思ったら滅茶睨まれてるから止めておこう? 何で怒ってるんだろう? JK的に寿限無さんと複雑な人間関係なトラブルできっと携帯に名前が登録しきれなくてトラブったんだろう、登録件数より文字数制限こそを見直さないと全国の寿限無さんもきっとさぞお困りの事なんだよ。
(ポパイさん忘れて寿限無さんの名前だけはフルネームで覚えてたよ!)
(なんであれが覚えられて何で私達の名前は覚えられてないの!)
(って言うか寿限無さん1件分の脳内メモリーで全員の名前登録できそう?)
やはり女子達には寿限無さんはタブーだったようだ、コソコソと話し合いしてるからやはり名前が登録しきれなかったのがショックだったんだろう、携帯電話メーカーの怠慢で異世界まで通話不能で基地局問題に発展してるんだよ。 まあ携帯持って無かったから知らないけど。いや、ぼっちだし?
延々と倉庫の位置を変えて来ているから恐らく罠が仕掛けられている、宝具「千古不易の罠」に掛からないで持って帰られたんだから罠に掛からないって気付きそうなものなんだけど? 魔法の掛かっていない物理トラップなら危ない、でもその場合は「罠探知」スキルで気付くんだよ?
きっと仕掛けて来る。
取って置きの魔道具か切り札クラスが出て来るだろう、取って置きの魔道具だったら貰っちゃうし切り札クラスが出て来たら切っちゃうし対策は万全だ。そうなれば最後の手は美人女暗殺者さんしか無いはずだ! それ以外は許さない、倉庫一杯の美人女暗殺者さん達に組んず解れずに襲われる危険な大人のトラップ発動で襲い襲われ脱ぎ脱がせて戦慄く様に罠に掛かっちゃうに違いない! 違ったら許さない! もう一回行ってみようかなー、まだだろうか?
「遥様。第2師団の師団長のテリーセルから連絡が有り商国の懐刀と言われる魔剣士ヴィズムレグゼロが王宮に入ったようです、お気を付け下さいと伝言を頂きました」
「な、なんだってー。……でマッケンジーが美人レロレロなマッケンジーは事案で通報した方が良いのかなー? それとも痴漢で通報した方が良いのかなー? でも第2師団に通報しようにも第2師団から通報されてるんだけど確かに美人レロレロはマッケンジーさん如きに後れを取る気は無いんだけどその為にもまず美人を用意してくれないと俺のレロレロが発揮される機会が失われて久しいんだよ? って言いうか幾久しく?」
遂に商国が動いた。だがこちらも美人レロレロで引けを取る訳にはいかない、こんな事も有ろうかと昨晩も毎晩甲冑委員長さんのシミーズから透ける肌を開けそれはもう美しいなめらかな肌を余すところ無くレロレロレロレロとつま先から上を目指してレロレロと太腿さんを舐めあげて遂に辿り着いた桃源郷に舌を……あっ、
「ぶうぇえいぃっとぉおうぶぇぬ! っと~、だからモーニングスター禁止って張り紙したよね? えっ、鎖鎌! まさかの大鎖鎌だった! ってそれどうしたの、貴族が売りに来た? 何で王国の貴族が鎖鎌持って騎士してるの? スキル付きなのに安値で買い叩いたの? ふっふっふお主も悪よの~って言うかなんで買い取って装備してるの! いや、はい、すいません。だってレロレロだったんだよ、レロレロレロレロでヨロレイヒー? 的なヨーデルマスターに俺はなる? いや、ならないんだけど負けられない戦いがあそこにあんな風に有るらしいんだよ?」
「そのマッケンジーさんはどこから出て来たんですか! 何で商国の懐刀がレロレロ対決にやって来ちゃったんですか? 魔剣士です、ヴィズムレグゼロで美人レロレロじゃ無くて商国のきっての化け物ですよ」
被害を止めるために送り込んで来たのだから探知系のスキル持ち? そして魔剣使い、何本もの魔剣を使いこなす魔剣士その名もマッケンジー! 趣味が美人レロレロと高尚なご趣味で気が合いそうだがあちらは仲良くなる気は無いだろう、ま~どうせおっさんだから俺も無いし? だって美人レロレロするおっさん何て最優先で焼くべきだろう、美人さんへのレロレロは決して譲れない! 俺のだよ!
そして必ず出会うのだろう。
だってそろそろ仕入れの時間だし? うん、また小麦が売り切れそうなんだよ? また買って持って帰っちゃったんだよ。




