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桶狭間の戦いを戦い抜き勝利したのに桶は没収されて狭間ってしまった。


62日目 朝 ムリムリ城



 桶狭間ローションプールの戦いを戦い抜き勝利した後の目覚めは日常おせっきょうだった、うん、今日も良いジトだ。さてせっかくのジト日和だと言うのにおっさんだ、まあメリお父ーさんの側近さんが言伝に来た。内容は無い様だ、つまり会議中まだやってる


 おっさん達はまた会議中でまだ会議中らしい、王族と貴族は会議が好きなのだろうか? まあ好きだったら好きなだけ会議してくれて良いんだけど結論だけ先に出して欲しいものだ、結論だけ先に出してくれればその後は延々と好きなだけ会議してくれて良いんだよ? うん、どうするの?


 今日は動かない事だけは決定したらしい、これを後10回くらい繰り返すと会議の結果を待たなくても敵軍が到着するだろう。会議の意味無くなるな。


 女子達はもう集まって会議中、みんな会議が大好きだが何故かいつも俺は会議に呼ばれていない気がするんだけど何故なんだろう?


 「近くに未踏破ダンジョンが結構あったし踏破兼訓練で良いんじゃない?」


 「「「賛成~!」」」


 まあムリムリ城ではする事も無いし、ダンジョンアイテムはいくつ有っても足りないくらいだ。


 「遥君はお留守番だよ? 領主様からもお話があるらしいし、王女様も呼んでるみたいだからお留守番。」


 「えっ、お留守番! 俺って除け者でハブで探検に置いて行かれる無職なぼっちでお城でにーとなの? 何か称号的には合ってるんだけどそれが余計に心の大ダメージさんなんだよ? みたいな?」


 確かにムリムリ城ではお金を使う事が無い、だからと言ってお金が無いとお大尽様が出来ないのだ。儲かって出物も有ってスライムさんの食費も助かるダンジョンは出来るだけ行っておきたい、何よりおっさんとお話しても楽しくない! そう今このムリムリ城はかつてない程のおっさんだらけの状況だ、もう各室におっさん満載でおっさん城になりそうなほどのおっさん率を誇っている状況なのだ。きっと王女っ娘達や美人女騎士さん達がいなければ城ごと焼かれていただろう、準備も出来ていたりする。


 「領主様から言われてるんだからちゃんといないと駄目だからね、お留守番って言ってもお城だから番しなくて良いんだし?」


 王女っ娘は何の用だろう? また盗賊狩られのお誘いだろうか? あれは結構面倒だが小銭稼ぎにはなる、だが迷宮の方が儲かる、だって盗賊ってお金持って無いし装備も武器もしょぼくて魔石にもならないと言う使えないおっさんたちなのだ! 何と宝箱すら持っていないと言う駄目駄目なおっさん集団だ、あれならダンジョンの方が良い。


 「私達も1階層からだからあんまり儲からないよ~、辺境Tシャツをコンプしちゃって稼ぎたいのに~」


 辺境❤シリーズ愛用者さんだったようだ、あざっす。


 「近場3ヶ所を2パーティーずつで攻略だから中層まで行けるかな~って言う位? まあ訓練中心だし。」


 新武装の確認と連携の見直しだろう、各パーティーリーダーに強力な武器が揃ったがそのせいで連携がやり直しになっていたりする。


 特に委員長の「豪雷鎖鞭」は鞭と言う特性上、連携がかなりややこしい事になっていた。莫迦達は5人全員に「鬼神のツヴァイヘンダー」を持たせたがこいつ等は新武器とか全く関係ない、それ以前に剣の使い方すら理解していないかも知れない。まあ2メートルを超える大剣だから投げないだろう、重いし。


 「夕方までに戻るから明日は暇だったら隠し部屋探しお願いね? まあ~中層だと期待は出来ないんだけれど勿体ないしね~。」


 確かに装備系のグローブとブーツとマント、あと帽子なんかも不足しているから中層アイテムだって充分に役に立つ。それに出物が1つ有るだけで戦況が変わる事だってある、強くなる事と安全性を考えるならばやはりダンジョンは最優先だろう。



 そう言いながら手を振って出て行った、みんなが次々に「いってきます」って言うから「いってらっしゃい?」って都度都度答えると満面の笑みで出かけて行った? 何なんだろう?


 「っていう事はお呼びがかかるまでする事も無いんだし巨大な桶で……いえ、何でもありません。違うんだよ? ほら、お洗濯とか? うん、今日は天気も良い~~~感じで曇っているし? 何て言うか大きい方が沢山お洗濯できるんだよ? えっ! あ~、服って村人装備1枚だったよ。うん、ま~そういう感じ? みたいな?」


 怒られてジトられて桶を没収された! 俺のヌルヌルなローション生活ライフが奪われた、あと4つ作ってあるけど1つ目が奪われてしまった。だがそれだけの価値はあったと言えるだろう、あのベトベトでヌルヌルな透明な粘液ローションの中で透けて縮んだスク水でヌルヌルとネトネトと大暴走スイミングだったのだ! それはあの肌理細やかな純白の肌がねっとりと濡れてそれはもう素敵な膨らみまでヌルヌルにテラテラで夢も膨らんで男子高校生的な物も膨らんでネトネトに大変な大事件が大展開だった。あのヌルンヌルンのプルンプルンの素敵身体セクシーバディーは全世界の男子高校生の夢と希望と冒険だったのだ、堪能させて頂きました。


 続きは駄目みたいだし内職でもしようかと思っていたらメイドっ娘が現れた、勿論非常事態に備えて効果付与されたエロメイド服着用だ! この透けて隙間開き開きなメイド服はローションにとっても合いそうだが後ろから鉄球を取り出した気配がするから忘れよう。うん、モーニングスターは室内で振り回さないでね? 室外でも怖いからやめてくれると嬉しいんだけど? どうも甲冑委員長さんは天剣なのにモーニングスターがお気に入りのようだ、そろそろスキルも取れちゃいそうだ。


 「遥様、王女殿下がお呼びになられています、御同道願えますか? 嫌って言ったら刺しますよ、不敬罪です。」


 「いや……じゃ無くて嫌って言わないけど嫌って言ったら刺す時点で全く全然気持ちすらも同道をお願いして無いよね? それ行くか刺されるかの2択しか与えられてないから質問になって無いんだよ? もう普通に「来ないと刺す」で良くない? いやそれも全然良くないんだけど然らずんばエロいメイド服だから付いて行く訳じゃ無いんだからねっ! みたいな?」


 デレてみた。ツンは剣でツンされそうだから付いて行こう、何故ならばこのエロメイド服の真のすばらしさは後ろ姿に有るんだよ! 背中完全開放万歳エロりたいです


 鉄球攻撃を華麗に躱しながらゴロゴロと転がりエロメイド服って言うかメイドっ娘に付いて行く、廊下でモーニングスターの乱舞乱撃は危なさそうだが俺にしか当たらない安心設定みたいだ、それって俺だけが安全に安泰に安心出来ないんだよ!


 メイドっ娘が睨んでる、ちゃんと敬語を使えと言いたいのだろう。まあ現代人は一般人でもちゃんと教育を受けており教養が有るんだから敬語くらい普通に使えるのだ、まったく心配性なメイドっ娘だ。


 「お呼びで在らせられ奉り候なお呼びで呼んでますか王女っ子様、本日はお呼び頂いて呼ばれて飛び出てジャンバルジャンもお喜びのことと仰せ奉ります? そんな貴女にスペシャルプライスで今なら「辺境名物 辺境木刀」3秒以内に申し込まれた貴方にはもう1本の付けして2刀流なの? みたいな?」 


 売れた。儲かった、なのになぜかジトられている? いや、王女っ娘も喜んでるじゃん? 本当は3秒過ぎてたのにちゃんともう1本付けてあげたんだよ、超サービスなぼったくり何だよ? 解せぬ。


 「遥様は貴族軍にお引き渡される御積りなのですか? 何故ご自身の身まで辺境の為に捧げられようとまでされるのですか、これは王族が治めるべき問題で王弟陛下や私の身ならばともかくも遥様には何一つ責任も落度も無いのです。御考え直し下さい」


 え~と、貴族軍に行商に行くなと言う事だろうか? でも自分だって木刀買ってたのに貴族だけぼったくって貰えないなんて貴族差別な王族の横暴と言えるだろう、あまねく天下に法の平等を齎すのが為政者の責務だと言うのに困ったものだ。


 「王女っ娘はどうする気なの? 王弟のおっさんは貴族の軍相手に未だ交渉に行く気なんだよ、王女っ娘が行けば王位継承者が揃って敵前に並ぶんだよ? 俺の心配している場合なの、あの王弟のおっさんは未だ交渉でけりを付けたいみたいだけれどそれが本当に出来ると王女っ娘は思っているのかな? 俺に来るなって言う位なんだから思って無いんだよね、敵陣に入り込んで第1王子でも狙う気なのか大貴族の首を取るのか知らないんだけどそれって死にに行くのと何が変わったのかな? それに第1王子や大貴族の首を取れたって何も変わらない事くらい本当は気付いてるんだよね~? それって死んで償うんじゃなくて何なの? 死に損で無意味で無責任で無駄なんだよ?」


 「だって……だって……それでも、それでも私は王女であり王族なのです。無駄で在ろうとも無意味で在ろうとも可能性が僅かでも命を懸けるのが責務であり責任なのです。その結果が死に損で無意味で無責任で無駄なんだとしても王族が責を果たさずに無関係な遥様に敵地に赴けなどと言えるわけがないではないですか! それこそ無責任どころか王族の誇りすらも無にする行為です、己が誇りすら貫けぬ王家などそれこそが無意味です。」


 王女っ娘はメイドっ娘に任せて部屋を出る、今は話し合いなんて出来る状態では無いだろう。誇りが有ろうが高かろう積もっていようが死を覚悟して平静でいられるわけなんて無い、王女っ娘だろうが剣の王女だろうが姫騎士だろうが半裸ワッショイっ娘だろとも18才の女の子が死に向かうのが怖くないなんて訳が無いじゃん! それでも止まらない、突き進み続けるのだろう。


 結局王女っ娘はこうなるんだよ、あの王弟のおっさんだってあれは自分の命を懸けて何とかしようと七転八倒で醜く足掻いて悪足掻きしてでも這いずってでも泥を啜って足掻き回っているんだろう、もうその首すら落とされて終わり程度の価値しか残って無い事にも気づかずに。哀れな王族? 惨めな王家? その通りだ、誇りだけの無能な王家だ、ただ其の誇りだけで泥を啜って足掻き回る程の誇り高き王家様だ。だからメリお父ーさんが動く気になっている、辺境を守るべき辺境軍が動けば騒乱の幕開けしかないとしてもメリお父ーさんは王家の為に戦うのだろう、それが辺境の滅びになるとしてもどちらかなんて選べないんだろう。


 だから会議が終わらない、だって解決策なんて無いんだよ? 今会議で話し合っている最悪な事態よりもきっとまだ悪くなるんだから。


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