貴重な試験の結果によって試作され完成されたが失敗作にだって価値は在る。
61日目 夜 ムリムリ城
戦争になるならば命を預ける装備にやり過ぎて無駄何て事は無い、それが命運を分けるなら、その可能性が僅かにでも在るのなら注文は受けよう。でもそれ絶対関係無いよね? 戦争に?
「だから無理だから、何でブラに水陸両用な機能が必要とされるの! ってそれビキニじゃん! 付け替えようよ? 何で下着一枚で水陸両用で生きて行く気満々なの? 両生類なの? でもギョギョッ娘のご両親はお魚君で魚類なんだけどギョギョッ娘って陸にあげて大丈夫だったの? まあ人類だってお魚が陸に上がって進化したんだから頑張って? みたいな?」
「「普通に陸上生物だよー!」」
だってビキニって今度は水の抵抗まで計算に入れなければならなくなるが濡れ濡れ生下着女子校生のブラを補正する男子高校生って絶対にヤバい! しかも水の抵抗ってポロリも有るよ? ポロリも拙いがもう「濡れ濡れ生下着」の所で事案だろう、たとえそれがビキニの開発だと言っても女子校生を2人濡れ濡れ生下着にしている時点でもう駄目だろう。うん、駄目な気がするよ? 好感度って何だったっけ? それって美味しいの?
しかも裸族っ娘はまだ良いとしてもギョギョッ娘は結構大きいのだ、つまり水の抵抗も大きい、試作は困難を極めるだろう。大きい濡れ濡れ生下着女子校生に男子高校生もきっと混乱を極めるだろう、まあとにかく寸法を取ってブラとショーツを揃えてからのお話だ。だって行き成り水陸両用とか無理だから?
まあこの2人にはいつか水着を作ってあげようとは思っていた、いたが未だプールも海も無いし川は魔の森に近いから危ないだろう、ゴブ達は川には寄ってこないからLv100なら森の浅い所のLv5位までなら素手でも勝てそうな気はする。だが無防備過ぎるしポロリも危ないだろう、きっとポロリしたら俺がお説教されるのだ! それって絶対ゴブのせいなのに俺がお説教されるんだよ?
実際に水着の素材って結構謎なんだよ? あれは作りも分からないが素材の意味が全く分からない、防水では無かったし撥水性も無かった様な気がする、何の目的で選ばれた素材なのだろう? 透けなきゃ良いんだろうか? 後はストレッチ性? だが水を含んで重くなるのが溺れる原因だと聞いた事がある、撥水性はいるのかも? すばやく乾き、冷えを軽減するか保温性も必要かもしれない。 これは甲冑委員長さんにも試作と試験と試用を使用してしよう。うん、するんだよ?
ただ綿に魔石粉でコーティングして「防水」とか「撥水」とか付ければ良いだけなんだろうか? 伸縮性は重要だろう、ブカブカすると脱げそうだ。まあ、デザインはこの2人はマジで泳ぐから競泳型かスク水型かだろう、普通に考えれば競泳型で問題無いはずなんだけど裸族っ娘から来ている注文はスク水型だった? 拘りがあるのだろうか、まあオタ達なら拘ってそうだが意見を聞くと3日くらいしゃべり続けるから聞かなくて良いだろう。だって普段空気の癖に縞ニーソの時は7日くらいしゃべり続けていたんだよ?
そんな事を考えて「魔手」さん達から送られてくる情報から意識を遠ざける、男子高校生にとって情報と言う名の感触は結構ヤバいのだ。そして「至考」さんが「空間把握」で立体的に形状を描き出すのがまたヤバいのだ、きっと今夜はヤバさ大爆発で男子高校生が大噴火だと予言されちゃっているだろう。観測史上最大かどうかは観測していないから分からないが、きっとそろそろ「性豪」とかがLvアップしそうだからずっと最大化していきそうだ。
「寄せて上げてとかの機能は無いの? 空気で膨らむとか? って言うか魔動ブラとか強そうだよ!」
「男子高校生は寄せて上げるまでは許すんだけど、空気とか魔動とか許しません! あれは男子高校生達の儚い夢を踏みにじる極悪非道な偽装工作な欺瞞活動だ! みたいなー!」
魔動ブラって……変形とか合体しそうだ! でも5人分のブラが合体して大きくなっても残りの4人はノーブラになっちゃうんだけど? それ戦闘中にやられると男子高校生たちみんな戦闘不能になるからね? うん、危険だから禁止しよう!
さて流石にもう既に5人、これで7人だ。もう慣れたものだと言っても良いだろう、もう今では採寸中に「あっ」とか「ひゃっ」とか「きゃっ」とか「うっ」とか「ああ……」と、とか「うう……」とか「んっ」とか「あうんっ!」とか「あ、あ、あ」とか「きゃうん!」とか言われても慣れたもんだよって慣れられるかよ! 「きゃうん!」もあれなんだけど「あ、あ、あ」とか「うう……」とかがっ妙に気になるよ! あと甲冑委員長さんもそのタイミングで目隠しの指広げないでね? なんかもう絶対にワザとだよね? だって毎回タイミングが良過ぎるんだよ、指に隙間空くのが? これは絶対にお説教の罠だ!
そして毎度の如く下の採寸では「きゃうん!」では済まない色々な苦難を乗り越えて、補正にまでたどり着いたがもう裸族っ娘もギョギョッ娘も顔も体も真っ赤だ、湯気も出かかっていそうだ? 蒸気機関何だろうか?
「これで補正して修正で問題無かったらこの型で仕上げるよ? そしてもう型が分かったから試作品で良いなら水着のサンプルも作れるんだけどいる? 競泳型かスク水型しか無理だけどデザインとか分からないからおおまかだけでも説明してね?」
「「本当に!」」
下着よりも嬉しそうだ、もう力尽きて床にへたり込んで息を荒げていたのに水着の1言で1発で回復だ。
やっぱりずっと泳ぎたかったんだろう、こんなに長く泳がなかったのなんて初めてなんだろう。
ずっとずっと毎日水の中にいたのだから、お父さんとお母さんもおさかな君なのだから。
取り敢えず書かせたデザインで試作してみる、背中の開いたスク水なのか競泳水着なのか分からないが作ってみる。やはりジャージ編みでは伸縮性が足りないし伸びてしまう? もうちょっとキツイ編み方で~ってこんなもんかな? 何となく水着っぽくはある?
「ちょっと試着して、あと桶と水出すから濡らしてみて感想を聞かせてくれるかな? 作った事無いから全く感じが分からないんだよ? って言うか男子高校生がスク水作りの経験者だったら通報した方が良いんだよ、って経験者になってしまってる! 事案だったよ!」
早速水着を着てみる2人、ちゃんと「魔手」さんで補正と計測中だ。水着だから目隠し解除中なので見て確認してみると縮力が一寸きつ過ぎたかも? 身体の凹凸が……生地が薄かったかも? これは拙いかも知れないが目隠し係さんはスルーだよ?
「サイズはピッタリです。デザインもオーダー通りだし泳ぎやすそうかな?」
「良い感じ! もうこれで泳ぎに行きたい! もうこれで良いんじゃない? ちゃんと出来てるよ?」
良いのかなー? 2人が横になれるくらいの直径が2メートルちょい位は有る桶を作って水を張る、手を伸ばすにはちょっと厳しいかも知れないがこれで部屋いっぱいだからしょうがない。
「「プールだー!」」
いや、プールは無理です。お部屋の広さ的に無理だよ?
まだ水が50センチもたまっていないが2人共チャプチャプと入って行き寝転んで動いてみている、水着だしもう目隠しして無かったんだけど……考えが全く足りていなかった、水着と言う物を舐めていた、そう水着だから水に浸かるのだった! 有り体に結論だけを簡素に纏めてみると……透けて縮みました、めちゃ食い込んで締め付け中です。水って縮んで透けるんだね? うん、勉強になったけど……なんか大変な事になっているんだよ? 取り敢えず目隠し係さんを呼び戻そう、きっとこれは18禁だから男子高校生的に危険なものだよ? うん、何で指に隙間開けちゃうかなー? まあ手遅れなんだけどね?
「「きゃああああああああっ!」」
(叱られ中です。)
超ジトられ中です、ジトられながら経験を活かし再挑戦だ。ギョギョッ娘は超涙目のジト睨みだけど試験で経験を積み試作の再挑戦だ、だって泣きジトだ。
繊維自体が水を吸って縮小して細くなり、更に縦も縮む事によってあのけしからん女子校生濡れ濡れ透け透け食い込み事件が発生したのだろう。ならば繊維自体に防水性と撥水性をつけフィット力を残して水で縮まない編み方が必要とされる、数を作って試すしかない。
生地を2重にして透けと縮に対応させる、伸縮性を残したまま水で縮まない様に編み方を数種類試しては水に浸けて収縮率を「至考」さんに記憶させて演算させていく。これ実はスク水って物凄くハイテク技術だったんでは無いだろうか? 複数の伸縮性の網糸を組み合わせて「至考」さんで試行して作り上げ最適値を探し快適な着心地と使用感を探す。
これが最高かな? 前後5パターンくらいで布地にして水に浸けて引っ張ったりしながら試してみたが現在最も水着に適した生地はこれだろう、また水着に裁断して縫製して行く。
そして試着。今度は万が一の失敗に備えて事前に目隠し委員長さんを標準装備だ、だが今度は大丈夫なはず。演算結果でもかなり良い数字をはじき出している、魔力コーティング技術まで駆使しているのだから元の世界の水着にもそれ程は劣ら無い出来なのでは無いだろうか?
(ちゃぷちゃぷ。ちゃぷちゃぷ。)
「これは凄く良い! 水の中でも全然いい感じ、これ元の世界でも売れるよ! スイマーさん御用達になれるよ!」
スイマーさん御用達って採寸大変なんだよ? 身を持って経験してへたり込んでいたよね? あと男子スイマーさんは絶対に嫌だ! お断りだ! だって真っ裸の採寸だ、男が来たら捥ぐ!
「うん、これは凄いものかも! 動き易いし水を含んでいる重い感じが無い? これって競技用の素材よりも凄いものかも?」
まあ競技用の素材に魔法やスキルはきっと禁止だろう、だがこの生地なら水の中でも重くならず水流に引っ張られ動きを阻害する事も無いはずだ。よし、次は深夜のスイム用に甲冑委員長さんのをつくろう、勿論最初の試作品の生地で作るんだよ? あれは別の意味って言うか男子高校生的な意味でとても凄いものだった! せっかく巨大な桶も有る、これはやはり男子高校生的にローションの出番がついにやって来たのだろう! 桶狭間は此処に在る!
裸族っ娘もギョギョッ娘も気に入って良かった、これでやっと泳げるから嬉しくて仕方ないみたいだが男子高校生の前で濡れ濡れスク水で大はしゃぎしないでね? 結構ヤバいんだよ? 男子高校生ってマジ大変なんだよ、割とマジで。まあ大喜びで着たまま帰っていったから良いのだろう。でもお城の中を濡れ濡れスク水で歩き回って良いのだろうか?
そして深夜のぬるぬる桶狭間の戦いは縮んで透ける競泳水着にヌルヌルのローションのプールで大変素晴らしいものだった、天獄とは此処だった! そしてやはり事前に予測されていた通りめちゃ怒られたました。 この桶狭間は次回の為に大事にしまっておこう。
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お礼投稿と言いうのも烏滸がましい上に……下着回ですが、もし万が一何かの間違いで御気に入って頂けてお付き合い頂ければ本当に幸いです。




