移動からのタッチダウンで再度移動を開始はおかしい。
59日目 昼 宿屋 白い変人
ボコられ中だが悔いは無い。
手にただの木の枝を持ち、腰には「世界樹の杖」を佩いている。そして「魔纏」してボコられ中だが意義は有るのだ!
俺は満足に動けない圧倒的に不利な状況には変わりない、だが攻める必要はない。
ただ見つめて見切り躱して払うだけで良い、ただ見れる事にこそ意義が在る。
木の枝を持ちミニスカ ナースルックの甲冑委員長さんが打ち掛かるのを払いながら躱す。
ガーターで吊られた網タイツの絶対領域たる隙間の太腿が眩しい、見る!
どれ程に辛く苦しい苦難の修行も乗り越えられるだろう!次はミニのバスガイドさんも有るんだよーっ!
そんな訳で素敵に宿の裏庭で訓練中だ、やはりこれが最高の優先順位だろう。
ボコられ動けなくなって訓練が終わったら同級生用の装備の作成をすればいい、無駄の無い順位付けと言えるだろう。くっ、見えそうで見えない!
自分の速度が「世界樹の杖」のスキル相乗効果で格段に上昇していて制御不能だ、SpEだけの話では無く反応速度と思考速度まで高速化している。
世界が減速しぬるりと時間が引き延ばされ遅延して行く中で身体を制御し動作させて最適な運動を紡ぎ出す。
身体中が自壊しては再生され、強化されては強化力で壊される。それを馴染ませる。
減速世界に佇むミニスカ ナース委員長さんの全てを見る。その動き、構え、呼吸、間合い、気配、魔力、そして絶対領域!『バキッ!』、ぐわあっ。
あの太腿は罠だったようだ、見えそうで見えないものを視ようとするとそれは観えていないのだ。
観る様に見なければ捉えられない、だが診えなければ見切れない。全体を観ながら細部を診る。
あの究極領域に見入ってはいけないのだ、あれは魅入られる。魂すら引き込まれる罠なのだ! 俺が着せたんだけど。
どうにかなるだろうか? 攻撃力、破壊力、速度は格段に上がった。そして技術と持久力がズタボロだ。全てを削る「虚実」の真逆の状態だ。
一気に底上された能力に振り回されて技に纏められていない、そもそもが身体能力が追い付いていない。毎度の事なのだが調整が追い付かない、追い付かないから身体が自壊して行くが追い付かないと同級生たちに置いて行かれるのだ。足手纏いになるくらいなら魔纏を纏おう。
その後もミニスカ セクシー バスガイドさんに夕方までボコられたのだが悔いは無い、その素晴らしき壮観な景観の絶景はこの目に焼き付けた!勿論羅神眼で保存した! あのお尻から太腿への曲線こそが真理、そしてそこから覗く純白の肌の領域とそこからすらりと伸びる網タイツに包まれた脚こそが神秘だったのだ! 今晩は真理を探究し神秘のその奥を解き明かすのだ! 頑張ろう。
もう夕方になるしあとは明日は実践で試そう。だって大体いつも実戦の方が安全だ、もう下層ならいけるし中層でも何とかなりそうだ。だが続きの90階層は未だ無理だろう、危険を冒す意味は無い、あれだけ一気に間引いたのだから迷宮王の氾濫も無いだろう。
どこか適当なダンジョンを探してみよう、もう皆も帰って来てるみたいだし晩御飯で今日の稼ぎを巻き上げよう。
そして、食堂に入ると其処には大量のプラカードが乱立していたのだった?
『ブラ差別反対!ズルいし妬ましい!』『レースのブラはみんなのモノだ!』『上下セットで断固追加注文!』『私はシミーズ派!』…………。
チャイナ デモ隊だ。何故チャイナ? まあ俺が売ったんだけど。
だがバレるのが早過ぎる!羅神眼で探す……いた!尾行っ娘がお菓子を食べている、気付いて情報をお菓子で売ったのだ!侮れない調査力だ、って言うか王都を調べろよ!何でブラジャー作成の秘密を調べちゃうの!って言うかそのお菓子俺が作ってるんだよ?口止め料払うから先に俺に聞いてよ?38のジトだ、つまりあと19個作れと?即ち19人採寸しろと?……あれっ?数名程ブラで支え無くても何の問題の無い娘達と幾人かのスポーツブラで充分な娘までデモ隊に……いえ、何でもありません。何も考えてないし何も見てないよ?いやだって必要かな~って……違うから?差別じゃ無いんだよ?ってセクハラって採寸の方がセクハラで逆セクハラな関ケ原な天下分け目のって……マジ!上下セットで10万エレ!シミーズ別料金なの?って俺がシミーズまで作るの?いや、それは分かるんだけど何でネグリジェが必要な要素が一体どこにって……あ~、甲冑委員長さんが見せびらかしたんだ~ってネグリジェで女子会してたの!その女子会は何を目指しているの?え~?また乙女の秘密~?……
(交渉中です。)
パーティずつじゃんけんで順番を決めてオーダーメイドと言う事で決定した。順次作成らしい、チャイナさんに囲まれて決定されてしまった。
流石に19人を採寸は色々辛いって言うか、エロエロ大変なのだ。それはもう昨日だって色々とエロエロな色事がエロかったよ?それはもう魔手さんがぽよぽよぷるぷると採寸して至考さんがぷよんぷよんなぷるるんを計算して作り上げたのだ!あれがあと19回……。
そして恐るべき集団が現れたのだ、その名も『ヒップアップショ-ツ連合!持ち上げてっ!』だ!そして圧倒的な支持を得て20人の一大組織に成り上がったのだ、いやようは全員なんだけどね?と言う訳で……下も測るらしい、しかも包んで持ち上げるんだそうだ。結局20人だよ?
まあ今考えてもお腹がすくだけだ。
晩御飯に牛丼だ。あれは牛なのだろうか?まあ、味は牛だった、肉屋に下がっていたあの動物は牛だったのだろうか?まあ牛丼だ。
「汁だくで肉だくで大盛り!」 「特盛で盛り盛り?」 「「「バケツ大盛りで!」」」 「玉葱も増量でね。」 「お変わりは何回まで?」 「とにかく大盛り大至急!」 「お代わりーっ!」 「ご飯ももっと~。」 「もっとドバっとかけてっ!かけちゃってっ!」 「卵、卵も追加。」 「肉汁ぶっかけで汁だくにしてーっ。」 「「「バケツ大盛り、御代わり!」」」 「こっちも追加お願~い。」 「肉!肉なの肉っ。」 「あ~ん、私の~。その牛丼さんは私の~。」…………。
儲かった。儲かったが修羅場だった、行列が輪になってるから「牛丼→移動→タッチダウン→移動→牛丼」の無限循環寿限無寿限無さんで永久ループなお代わりさんだった。って言うかタッチダウンって座った瞬間に食べ終わって立ち上がってるよ!早過ぎだよ!それ何のスキル?既に大鍋4つが空になり残るは2つ!だが此処に来て卵が売り切れてペースが落ちた、だが莫迦達がまたバケツを持って待っている!もう箸を使っていなくても驚かない程にバケツが似合っている、マイ バケツみたいだし?
漸く列が切れた後にはギリギリ最後の大鍋の底に俺の分が残っている、スライムさんがじっと見てるけどこれは俺のなんだよ?せめて1杯だけで我慢してね?俺もお代わりしたいんだよ?
食堂にはお腹ポッコリ娘たちがコロコロと転がっている、スライムさんも一緒になって転がっている。楽しそうだ。
しかし下着を作る前にあんなにお腹ポッコリになるまで食べて大丈夫なんだろうか?聞いてみたらブート キャンプが始まるみたいだ、そんなに即効性があるの?あのブート キャンプって?わん もあ せっと?
そして解散しお風呂に向かう。俺はブート キャンプしなくても毎日がブート キャンプって言うかボコ キャンプが連日開催で大盛況にボコられてるのだ。何か異世界に来てから身体が引き締まった気がするくらいだよ?言ったら睨まれるから言わないけど。もう睨まれてるし?40のギロ目?怖いんだよ?
お風呂にゆっくりと浸かりながら気配探知してみるとブート キャンプは白熱中だった。
全員がLv100を超え強化されたうえにスキルも増えたり上位化したりで見違えるほどの練達ぶりだ、そして委員長の「豪雷鎖鞭」で崩しに掛かりオタ守護者の「大薙太刀」で徹底的に守る。
スキル コンボで攻撃の型を作るオタは甲冑委員長さんにカモられ易い、だから防御のみを振り分け徹底した鞭からの変幻自在な牽制で崩し役に徹している。
足元への攻撃と見せ掛けて地面に連檄を這わせて地を覆い尽くし甲冑委員長さんの足場を減らし動きを妨害しようとしているのだろう、だが一切構わずに踊る様な足取りで舞踏会さながらに舞い踏む華麗な脚捌きに逆に幻惑され誘導されて罠に掛かる。
だから目がばってん。
全滅した様だ、でもスライム教官がお待ちかねだからお風呂の前のもう1ばってんするのだろう。
そして甲冑委員長さんが御機嫌だから合格点だったようだ、俺もボコよりばってんが良いんだけど?よし、目がばってんの練習もしておこう。……あれっ?結構難しい!




