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欲求不満の解消なら幾らでも果てしなく何処までも手伝うが物騒な方の欲求不満何だった。


57日目 昼過ぎ ダンジョン 44F

 


 矢が幕を張り逃げ場も無いまま貫かれ撃ち落とされる一方的な殲滅戦。


 弓って思っていたより怖い、これは一斉射撃で矢幕を作られると全く逃げ場がない。それが連射されて豪雨の様に続き、止まった時は突撃され踏みにじられる。上空から降り注ぐ分防御が難しく、上を守ると前から突っ込んで来るのだから質が悪い。やはり人間こそが危険なんだろう。


 楯を前にして槍を突き出し高速移動で突撃して吹き飛ばす、そのまま雪崩れ込み乱戦に持ち込むと剣の乱舞で殲滅して行く。蹂躙戦だ、弓ヤバい。単発でも高速な遠距離攻撃は脅威だったが、数が揃いそれが指揮されると戦術兵器と化す。一方的に攻撃のみ、反撃の余地が無い。


 「弓凄くない!先手取り放題で攻撃できちゃうよ!」


 「一斉射撃って凄いね~?矢の雨って言う意味が分かったよ。」


 「あれはたとえ前ががら空きになるって分かっても上を守っちゃうよねー?」


 「突撃し放題。遣りたい放題?殺り放題なの?決まれば最強パターン?」


 「油断しちゃ駄目だよ。まだ精度が低いから矢がまばらだし連射だって3発目になるとばらけちゃってるよ?練習しないと!」


 委員長様はご不満のようだがLv40台の魔物が何も出来ずに滅んで行く、戦いにならずただ殲滅されている。これでまだ実戦練習なのにだ。


 「突撃の切り替えがもたついちゃう?何か弓投げ捨てるのも嫌だし?あと魔法攻撃を絡めるのもまだ無理だね。」


 敵が速いか固いかだと拙いかも知れないが、普通の魔物の群れ、そして軍事戦闘なら圧倒的だろう。またやりやがったな、あの時オタ達は「複合弓コンポジットボウ」を作ろうと言った、そして今日は「大型弩砲バリスタを作ろうとした」と言っていた、完全に軍事特化させられている、なら絶対に黒幕は図書委員だよ。俺が、俺や甲冑委員長さんが集団対人戦に弱いと見抜いている、だから戦争用に同級生たちを特化させている。俺を守る気なのかも知れないがそれは戦争、つまり人と殺し合うと言う意味だ。


 まあ理解したうえでやっているのだろう、委員長達が理解していないとは思えない。其処まで覚悟しなければならないものだろうか、つい2月前までただの女子校生だった普通の娘達が?


 莫迦達は良い。あれは殺し合いも何でも命を懸けて戦う事を本能で理解し、そしてずっと渇望して生きて来た。覚悟すらいらない、そもそも意味を理解しているのかが怪しい。取り敢えずブーメランの使い方が理解できていないのだけは良く解った!何で弓で矢を放ってから態々(わざわざ)ブーメランに持ち替えて殴り込むんだよ!それが遠距離攻撃武器なんだよ!投げろよー!


 しかし「強奪」で片っ端からスキルを持っている委員長様は分かるんだがビッチ達の適応力は群を抜いている、既に剣、槍、盾、魔法攻撃、魔法防御、に治療までこなしながら弓が完全に扱えている。状態異常なんかの小技も混ぜている、何故だ?俺から分配されているだけならばここまでの技は身につかない筈だ、だが全てを使えている。スキルの無い物まですべてを?


 44階層もあっという間だった、やはり群れ特化の戦法ではあるが嵌まれば圧殺できる、実際「ブルーウルフ Lv44」の大集団は駆け回り攪乱しようとしながらも逃げ場の無い矢の雨の面攻撃で殲滅されて行った。もう少し天井が高ければ1km以上先からでも制圧可能だろう、完全に先制権を手にしている。ただ開けていて敵が多く無いと無駄になりやすいがそれでも個別射撃で遠距離から一方的に攻撃できるのだから有利に違いない。これにあれが有れば完璧?


 さてここも隠し部屋だ、後は逃げたブルー・ウルフの掃討だけだし先に行っても良いだろう。

 

 「先に隠し部屋に行ってくるからねー?決して魔石拾いが面倒で逃げる訳じゃ無いんだよ~、宝箱さんが待ってるから行かねばならない時が有るんだよ。多分?」


 「「「行ってらっしゃーーい。でも逃げたな!」」」  


 ブルー・ウルフが逃げ回ったせいで魔石集めが面倒そうだ、それに隠し部屋に魔物がいる。いや、そろそろ出番上げないと甲冑委員長さんが欲求不満なんだけど欲求不満の解消なら幾らでも果てしなく何処までも手伝うんだけどそっちじゃ無い方の物騒な欲求不満何だよ?勿論俺の欲求不満は物騒じゃない素晴らしい方の欲求不満なのは当然の結果の帰結と言えるだろう。何故ならば大体世の中の男子高校生って欲求不満で悶々とした欲求が延々と不満してるもんなんだよ?いやマジで。


 あら強い、ビッグブルーウルフさんは予想外に強かった。何か名前からして緑の集団狼身事故の被害者代表の狼さんのせいで軽く考えていたが強い、正に魔の獣だ。


 あれって気付いた時は衝突してたから簡単に吹っ飛んだけど真面目に戦うとやっぱり強かったのだ、野獣の素早さにSpEが加味されてステータス以上に速く鋭い。確かにこの強さならLv100クラスの冒険者じゃ無いと捉える事すら出来ないだろ。まあ、相手が甲冑委員長さんだから無駄なんだけど。


 そしてよっぽど退屈してたのか無駄にビッグブルーウルフさんと高速戦闘してお楽しみ中だ。俺も甲冑委員長さんとお楽しみ中をとっても楽しみたいのだが今晩までは無理なのだろう、エロい事考えてるとジト目が飛んでくるんだよ?連射で?いや、ずっと考えてたから連射なんだけど。って言うかジト目の余裕があるんなら早く終わらせてね?俺だってお楽しみを楽しみにしながらお楽しみを我慢してるんだよ?だって甲冑姿でエロい所が問題なんだよ、逆光だったりすると放送禁止だーって言う位のエロ曲線が装甲で速攻でそうこうしたくなるくらいエロいんだよ?マジなんだよ?したいです。


 そして巨大な狼の爪檄と疾走の中でジト目でこっち睨みながら舞い踊りながら切り刻み、斬り散らしながらジトる。怒られそうだから考えるのを抑えよう、止まる事は無いんだよ?男子高校生にとってエロは永遠に止まる事の無いリビドーなんだよ。


 さてとジトられながら宝箱を開いてみるとまたブーツ?靴の迷宮?まあグローブやブーツは不足気味だから良いのだけれど纏めて30人分くらい出てくれないと中々装備の充実が追い付かない、そう考えると全身甲冑っていっぺんに揃ってお得なのだろうか?それとも沢山装備できなくて損なのだろうか?まあ村人装備が心配する事でも無いと言う気もするんだけど全身甲冑はミスリル化と付与は最優先に回した方が良いのかも知れない。


 「またブーツだったけど今度は「蹴撃のブーツ PoW SpE ViT 30%アップ +ATT 蹴撃」って蹴るんだよ?蹴りあげるんだよ?これってやっぱり委員長様?でもハイヒールじゃ無いから踏み躙れない?みたいな?」


 「「「あ~ハイヒールじゃないんだ~。」」」


 「何で私のブーツがハイヒールに決定されてるの!履かないからね!なんで「あ~」なの?その「あ~」は何? 何でなの?」


 これも帰ってから会議かオークションだろう、PoW、SpE、ViTが30%アップに+ATT付きだから蹴らなくても充分に良い物だ。しかし「蹴撃」は踏み躙るのにも効果があるんだろうか?だったらハイヒールのヒ-ルを取り付けるべきなのか?ハイヒールで踏み躙りながら鞭で打ち据えるのかー、何故か似合っている!?いや、何でもないです。何も言って無いよ?いや、ちょっと想像はしたけど何にも言って無いって?マジ無実なんだよ!いや確かにボンテージドレス作っちゃおうかとか思ったけど思っただけなんだよ?だから鞭は駄目だよ?ハイヒールも駄目なんだよ?これ以上新たな扉が開くと閉まってる方が少なくなっちゃうよ?はい、すいません。ごめんなさい、鞭は勘弁して下さい。マジで「豪雷鎖鞭」はヤバいんです、新たな趣味に目覚める前に永遠の眠りが来ちゃいます。はいジトだけで充分なんです、もうしません。多分?


 怒られた。&ジトられた。


 しかしレザーのロングコート風のボンテージドレスなら防御力も高そうだ、ストラップも巻くから尚更だろう。ならばやはりドレスアップで隙間から委員長様の純白の美肌がチラリズムでエロティシズムがボンテージで……いえ違います!新作装備の試案をしてただけです!えっ?マジ?呟いてたの?何処から?あー「この締め付け感が暴力的な~」から?っていう事は「ニッパーなウエスト感が縊れてるんだよ~!」まで言ってたの?あ~、それは怒られるわ~。


 勿論怒られました。&ジト泣きでした。


 さあ、ダンジョンはこれからだー?いや、マジごめんなさい?よし頭を撫でておこう。そして後でお菓子をあげたら大丈夫に違いない、前の世界ではお菓子をあげて撫でておけば解決するか事案になるかどちらかだったから大丈夫だろう。勿論こっそりすいーとぽてとったのは言うまでも無いだろう。ほら、やっぱり俺は悪く無かったんだよ?笑顔で食べてるし?みたいな?


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