20.酒は飲んでも呑ませるな! ~素材は新鮮なうちに☆~
飲み比べというか、最早別のナニか。
書いている内に楽しくなって、ついやってしまった。後悔はしていない。
お酒の神様が言いました。
「飲み比べで俺に勝つことが出来れば……鍛冶の神に異母兄弟にして親友の俺から取成し、取り次いでやろうではないかアルディークの娘さん! だが勝負を放棄するというのなら、俺は鍛冶神をつれて失踪する」
「なんて卑劣な条件をー!」
そんな条件を出されては、私は手も足も出ません!
「手も足も出す必要はない。酒を出せ!」
「しかもお酒はこっちの提供なんですか!?」
さっきまで鍛冶神に会わせるのはちょっと……とか気乗りじゃなかったのは誰ですか!? 舌の根も乾かぬ内に、私がどうしても酒神の勝負を受ける気がないと察するや否や、これが自分の切り札とばかりに鍛冶神の身柄を餌にしてきましたよ!
ちょっと形振り構わなさ過ぎやしませんか!?
そんなに必死になるくらい、御先祖様は酒神様の矜持を傷つけたのでしょうか。というか御先祖様に一体何をされたのでしょうか。
このムキになり様……本当に飲み比べに負けただけですか?
なんだか疑わしい気持ちになってしまいますが、こっちの微妙な心境などお構いなしのようです。
これは……勝負に乗らないと、駄目ですかね?
ここで無視して放置して、本当に鍛冶神様を連れて失踪でもされたら一大事です。要求を呑むしかないのでしょうか。
「……なんだったら、失踪出来ねぇようにふん縛ろうか?」
「いえ、御先祖様の申し出は嬉しいんですけどね? 相手は鍛冶神様の親友を自称してますから……それで鍛冶神様の心象が悪くなりでもしたら面倒です」
お願い事をしに行く身としては、鍛冶神様の性格や考え方のわからない内は下手に出て様子をうかがうべきでしょう。ご機嫌を損ねてごねられでもしたら、取り返しのつかない事態になりかねません。
勇者様救出の一端を担う相手と思えば、敵対するのは避けたいところ。
「仕方がありません。その勝負……お受けしましょう!」
「おお! よくぞ言った、アルディークの娘さん」
「――ただし!」
「ん?」
私の参戦表明に喜色を浮かべた酒神様に、私はびしぃっと人差し指をつきつけました。
失礼? 大丈夫、今までを思えば相手の方がよっぽど失礼です。
今なら私が少々失礼/無礼を働いたところで、酒神様の無茶な要求を思えば充分、差し引き零にすることが出来るはず。
……出来ないとごねられても、押し通します!
いま、私は挑戦を受ける身。
つまりは勝負を受けてあげる側!
それを逆手に取って、強気に攻めてしまいましょう。
だってそうしないと勝てそうにありませんし。
無茶な要求を酒神様もこっちの弱味を突いて押し通して来たんですから、私だって無茶な要求ってヤツを押しつけても構わない筈です! 駄目って言われても御先祖様に協力してもらってでもごり押ししてしまいましょう。
「勝負は受けても構いません。ただし、条件を呑んでもらいます」
「条件?」
「ええ、ハンデと言い換えても良いですよ。何しろ私は、まだ若輩のか弱い乙女ですから? 酒神様はとにかく『アルディーク』の名に勝てれば御満足なんでしょうけど、私は先祖ほど腎臓に自信がありませんし、お酒だって飲み慣れていない小娘です。こんな私が飲み比べなんて挑戦してもまともに勝負になる筈がないんですから、勝負の方法くらい譲って下さい」
全力で、本気で叩き潰しに来るなんて大人げないですよ、と。
とにかく自分が酒飲みとしては格下であることを強調しつつ、酒神様に公平ではないと訴えかけます。
だからこそ、少しは勝負になる様に調整するのはある意味で当然じゃないですか?
ただの人間の小娘が相手なんですから、少々ハンデを付けたところで酒神様の勝ちは揺らがないでしょう……?
……といった趣旨の内容で揺さぶった結果。
少しの間首を捻っていた酒神様は私の全身を改めて見直して、何かを確認するように小さく唸って。
やがて、ぱんと手を打って男らしく宣言しました。
「――おし、わかった! 俺だって酒神の誇りはある。確かに今のままじゃ俺に有利過ぎて大人げないって意見はもっともだ。ハンデなり条件なりなんなり、それで公平性が保たれるって言うんなら何でも受け入れようさ!」
「――……よし、言質取った!」
「あれ!?」
はっきりと言い切った酒神様のお言葉に、私は思わず拳をぐっと握りました。
そんな私の反応に、一瞬だけ動きを止める酒神様。
ふふふ……甘い方ですね。魔境の民(大半は愉快犯)を相手に油断は禁物、命取り。
神様の威を前面に押し出して突っぱねられたらどうしようかと思いましたが、どうやら扱いやすい方のようで助かりました!
これで勝ったも同然と内心で確信を得ている私に対し、御先祖様は心配そうに私を見下ろしてきます。
酒神様にハンデを許容させる為に尽くした言葉の数々に、御先祖様も心配が募ったのでしょうか。私がか弱いお嬢さんだって、御先祖様も案じているようです。
「おい、リアンカちゃん大丈夫か……?」
「ええ、大丈夫です。勝算はありますから。御先祖様、私はちゃんと勝つつもりですよ?」
少なくとも、負ける気はありません。
そもそも私との勝負の場に上らせる気だってないんですから。
「――という訳で天界の大人げない代表酒神様vs.魔境の眠れる龍の尻尾リアンカちゃんの酒飲み対決を始めるよー☆ 司会進行はおなじみ俺、ヨシュアンと!?」
「俺、サルファでお送りしちゃうよん☆ 今日もノリノリでいってみよう!」
そして急遽。
私と酒神様の対決の為の舞台が整えられました。
対決の場にこれは欠かせないだろうと、誰に確認することもなく司会をし始めるヨシュアンさんは流石です。すかさず乗っかったサルファも、こうしてみるとヨシュアンさんとノリが似てますね……?
「さあさあ、そして飲むべきお酒はこちら! リアンカちゃんより提供、魔境の迷物名酒『ドラゴンスレイヤー』各々一樽だー!」
「わぁいやったね!」
もしもこの場に、勇者様がいれば。
きっといきなり降って湧いたかのようにヨシュアンさんが提示した特大のお樽二つを指して「どっから出したぁぁあ!?」という素敵なリアクション付きのツッコミを頂戴することが出来たことでしょう。
しかしこの場に勇者様はいないので、残念ながら誰からもツッコミが入ることはありません。
……早く、勇者様を救出しなくっちゃ。
「それじゃあ、早速! 勝負方法の確認といこっかー!」
「いっちゃえいっちゃえー♪」
「勝負形式はリアンカちゃんの指定により!」
「に、より!?」
「魔境式飲み比べの二十一番! 通称『呑ませ干し』だー!!」
「いぇーい☆ どんどーんぱふぱふー! ってか『呑ませ干し』ってなにー!?」
魔境も、酒豪の多い土地柄です。
加えてノリと勢いで生きている上に、住民は闘争心が強いのか愉快犯ばかりという勇者様の頭痛を加速させる為にいるかのような人ばかり。
そんな環境なので、酒の飲み比べというのは割と頻繁にその辺で勃発します。
頻度が多ければ退屈しのぎに趣向が凝らされるようになり、私が知っている限りでも特殊ルールやら形式やらは数えるのが面倒なくらいです。
魔王城の書庫にある『酒飲み比べのガイド集』という謎のルール本に記載されているものに限っても、網羅している人は少ない筈。
今日はその『酒飲み比べのガイド集』から引用した勝負を実行しようと思います。
『呑ませ干し』は飲み比べの中でも短期決戦型。
早々と決着を着けたい時、単純に酒の強さだけで勝負を決めたくない時に持ち出されるルールです。
どういうことかというと、勝負を始める前から予め勝負に使う酒類の規定量を決めて行う、というのが前提でして。
最初に設定された酒量を誰が先に全部飲み干すか、というのを競う形になります。
それも、ただ酒を飲んでばかりでいられるという訳ではなく。
設定されたお題を消化するごとに、一杯ずつ飲むことが許されるという……勝負としては緩慢な感じがしますが、お題によってはネタへの高い対応能力が求められる。魔境の民なら誰もが暗黙の内に了解する、厳しいルールです。
臨機応変で柔軟な人ほど酒を飲み進められる。
これは、そういう勝負です。
本来は先にお題を達成した方が達成できなかった方に杯を進めさせることが出来、先に決められた量の酒を飲み干した方が負け、というルールだったそうですが……お酒大好きな魔境の住民が「先にお題を達成できたのに酒が飲めないとかねーよ!」と抗議した為、ルールが改定されて今の形になりました。
ちなみに魔境式のルールなので案の定、対戦相手の妨害はアリだと明文化されていたりします。わあ、とっても魔境らしいですね☆
勿論、酒神様に一通りのルール説明はしますけど。
聞かれもしないのに、そんな細かいところまで教える人はいません。
いえ、聞かれたら教えますけどね? 聞かれたら。
うん、聞かれなかったので言及しませんけどね。はい。
「これだけでも大分、リアンカ様の有利に事は運べそうですが……」
「油断は禁物だよ、りっちゃん! 相手は酒の神、それもあのどこか魔境の住民に通じる性格は……かなり、(宴会芸的な意味で)デキると見た」
だから、勝負に勝つにはもう一押し必要だと思いました。
そのもう一押しって言うのは……
本来なら、まぁちゃんに頼むところだけど。
ここに我らが魔王様はいないから。
「――ロロイ、お願いしても良い?」
「リャン姉、俺はアンタの使役だ。だから、リャン姉は俺になんだって頼んで良いんだ。構わないから……俺を使ってくれ」
すっかり、今年になって見違えるように成長したロロイ。
ついこの前まで少年だった面影を急速に削りつつある、私の使役竜。
もう青年になってしまったけど、その目には変わらず私への信愛と信頼があります。それに、私も応えないと。
ロロイの年齢は、まだ十三歳だけど。
でもロロイは人間じゃなくて、竜で……そしてもう、ほとんど成竜と変わらないぐらいに成長している。
加えていうと、竜種もアルコール大好きです。
現に今も、どことなく嬉しそうな印象を受けます。
顔はいつもと変わらず澄ました表情だけど、やっぱりお酒を飲めるのは嬉しいことなのかな……?
「ありがとう、ロロイ」
私はロロイの気持ちを受け取って、にっこりと笑いました。
うん、ロロイが協力してくれるなら、勝ちはより確実なものに出来そう。
なので、私は。
酒神様にばぁんと宣言致しました。
「酒神様、勝負するのは構いません。構いませんが……いきなり私と直接対決できるとは思わないで下さいね!」
「な、なんだってー!?」
「此方にいるのは私の使役竜、ロロイくん十三歳! ロロイは私の使役で、私はロロイのご主人様です。つまり!」
「リャン姉に手を出したければ、まずは俺を倒せ!」
「つ、つまり……アルディークの娘さんと戦う前に、まずはその竜を倒せと……?」
「御理解早くて助かります! そうです、言わば私は大将首! 私に挑む前にまずはこのロロイを倒してから挑みかかって来て下さい。話はそれからです!」
「く……っなんてこった! ついにアルディークに傷つけられた雪辱を果たせると思ったのに! 本命と勝負をする前に刺客が待ち受けていたなんて! ああ、なんてこったい」
……やっぱりこの方、魔境の民とノリが似てますね?
これは下手に一発芸勝負的なお題を振るのは危険かもしれません。
ならば。
「という訳で話はつきましたよ、司会進行コンビ! 酒神様の納得もいただけたところで、進めて下さい」
「いえっさ★ それじゃあいよいよ、お酒を飲む為の最大の障害、素敵な試練! そろそろお題発表といっちゃおうか!」
「お題はリアンカちゃんが発表されまーす」
「ええ、私からお題を発表しますね!」
ごくりと息を呑み、こちらを注視する酒神様とロロイ。
何を要求されるのかと固唾を飲む様子に、私は内心で「そんなに怯えることはないんですが……」と思いつつ、私にしては大人しめでなんてことのないお題を発表させていただきました。
「お題は、おつまみ――酒の肴にご用意する、一皿料理を完食した人から次の酒杯を呑み干せる。そういう形でいかせていただきます!」
そして私は、高々と掲げたのです。
酒の肴用に私がご用意する逸品……緑に艶めく、アスパラガスを。
アスパラガスには、当然のように。
ちいさな小さな手足が二本ずつ、にょっきりと生えていました。
普通の、標準サイズのアスパラの筈なのに……何故か『ミニマム』という印象が拭えないのは何故でしょう? きっと大きなアスパラガスがのっしのっしと闊歩する光景を見慣れてしまった、そのせいね。
私が白いお皿にそっと彼らを下すと……小さなアスパラガス達は各々が好きなように、何故かマイムマイムを踊り始めました。
「な、なんだそれ――――――!?」
「鮮度イキ逝き☆新鮮な野菜です」
酒神様の叫びが聞こえます。
それは酩酊感の欠片もない、まさに素のままの叫びってヤツでした。
私は火にかけたお鍋のアスパラ達を見守りながら、酒神様のお言葉に応えます。
でも酒神様は、ちゃんと答えたのに納得のいっていない顔。
眉間に皺を寄せて、怖々アスパラを指さしていま……あ、指の先っぽ噛まれた。
びくっと肩を震わせ、後ずさるお酒の神様。
その顔が怯えて見えるのは気のせいでしょーか(棒)。
「ねえ、これなに? ホント、なにこれ……」
「塩茹でアスパラガスです」
「それ俺が知ってるアスパラガスと違う! 立って動いて踊ってるじゃないか――! 喋って鳴いて輪唱までしてるじゃないか!」
「最近のアスパラガスは踊るんですよ! 勿論立って動いて歩き回りもしますとも。知らないんですか!?」
「そんな常識知らないの? みたいに言われても絶対に狂ってるのはそっちの認識の方だからー!?」
「狂気の神様に狂ってるなんて言われたくありませんねぇ」
「俺、仕方のない子みたいな目で見られてる!?」
お塩を混ぜた、お湯がくつくつ煮え立ちます。
たっぷりのお湯が張られたお風r……鍋の中、アスパラ達はそれぞれ思い思いにくつろいだ様子でリラックスしていて。
額に乗せたちっこい手拭の柄を見せ合ったりなんかして、きゃっきゃと楽しそう。
それを見下ろす酒神様の目は――死んでました。
わあ、見事な死んだ魚の目。
どこかの某勇者様に通じるものを感じて、彼を思い出します。
酒神様の虚ろな目もなんのその、アスパラ達は気にしません。
その内、一本(匹?)のアスパラが、お風r……鍋の中でくつろぎながらもしゅぴっと右手を挙げてきました。
「あらあら、もう煮えちゃったんですか。堪え性がないですねー」
私は菜箸でむんずと掴み、手を挙げてきたアスパラを鍋から摘み出します。そのまま新しく用意したお皿にそっと寝かせると……風r、鍋から出たばかりのアスパラは体(?)の左側を下にする形で寝そべり、肘を支えに上体を起こしながら色っぽいポーズをとりました。
「え、なに今の」
「アスパラさん達が自主的に食べ頃を教えてくれるサービス付きです。云わば『わたしを食・べ・て❤』ってヤツですね。アスパラさん達も大胆なんだから☆」
「何そのサービスいらない! それ絶対に要らない! むしろすっごく食べにくい……っていうかこれ本当に食べられるのか!?」
「リャン姉、おかわり」
「――ってもう食べとるー!?」
――そう、もう勝負は始まっていました。
酒神様がアスパラのセクシー☆ポーズに目を奪われている隙に、ロロイはもう食べ始めていたようです。
もっしょもっしょと、咀嚼するロロイの口の端から、力なく垂れるアスパラの腕(?)。まだ活きの良いのが何本かいるらしく、ロロイの口の中で蠢くアスパラもいるのでしょう。ロロイのほっぺが、内側から押されてむにむにしています。
そんな光景を、酒神様が気味悪そうに見ていました。
「……俺も酒の肴として、いろんな山海の珍味を口にしてきたけど………………こうまで言葉通りの意味で『珍味』っぽい野菜を目にしたのは初めてだ。というかこれは野菜と呼んで良いブツなのか」
自由に動き回るアスパラ(塩湯で)を前に葛藤し、手を出しかねると言った様子で躊躇する酒神様。
彼が手を出せずにいる間にも、魔境育ちで食に図太い竜のロロイは無造作に皿の上からアスパラをむんずと掴み上げては口に放り込んでいきます。
ぱたぱた手足を揺らすアスパラが、次々に噛み潰されていきました。
ロロイの歯が噛み合う度に、緑色の汁が飛びます。
鮮度の高いお野菜なので、汁気たっぷりですね☆
その光景を見ては、酒神様も躊躇なんてしていられない筈です。
「良いんですか、酒神様……このまま、何もせずに勝負が終わっても?」
「く……っいただきます!」
そう言って、酒神様が手を伸ばす先。
真っ白なお皿の上で、小さなアスパラが二本。
身を寄せ合い……互いを抱きしめ合って、へたり込み、ぶるぶると震えています。
「ふんだば……」
「だばだばー……」
弱々しい鳴き声が聞こえて、酒神様はがっくりと膝を折りました。
「なんなんだよ……本当になんなんだよ、これ…………こんな気持ち悪い食い物、他に見たことない!」
溢される酒神様の言葉には、隠しきれない慟哭が混じっておりました。
こんな調子で酒神様は勝負を続けることが出来るんでしょうか。
ロロイは既に三皿空にして、その度にかぱかぱお酒を飲んでいます。
どんな相手も一杯でいちころ☆と謳われた『ドラゴンスレイヤー』ですが、樽の中身はその水割りです。
薄めたお陰か、飲んでも潰れることなくロロイの杯が進みます。
……今回は量を確保することが最優先ですので、水割りなんですけどね?
酒の神様にはその立場を尊重して、割ってないそのままの原酒を樽に詰めてあります。このくらいのハンデは問題になりませんよね?
だってそもそも、酒の神様ってば未だ一杯目にすら到達出来てないんですから。
アスパラでも酒神様は躊躇しているんですけど。
……五皿目からはアスパラじゃなくって他の珍味をご用意しているんですが、果たしてアスパラにさえ拒否反応を示す酒神様に食していただけるでしょうか。
そうこうしている間にロロイが四皿目を空にして、私は新しい酒の肴を更に盛りました。
→ 【いそぎんちゃく】
酒神様の膝を屈する音は、なんだかとっても――鈍く響きました。
ちなみに酒神様は普通に酔っぱらいます。
何故なら「酒と『狂気』の神」だから。
酔っ払って酩酊している状態の狂いっぷりにこそ個人の本質が現れる、それを肯定し、受け入れることこそが成長の第一歩~みたいな感じで酔っぱらうことを推奨する神様だから。
単純に飲むだけなら底なしに飲めるけど、酔いが回って潰れもする神様です。




