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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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軽蔑

 ただ単純に わたしはそれを軽蔑する




 自分が勝っているからと


 自分に有利だからと


 権力にしろなんにしろ


 自らの立場からのみ物を言い


 周囲のものをかえりみない者たちに


 社会の 世界の 未来の 人類の


 そうしたものを考えずに


 得々として 利権や立場を利用して 偉ぶる


 そうした連中を




 世界を見ろだなんて 偉そうに言いたくはないが


 島国の子らよ


 外を見て見よ


 そこには いつの時代でも 失われぬ物事が


 わたしたちとは違う 別の世界が立ち現れる




 なぜそれを理解しないのか


 無慈悲で残虐な 人類の汚点も


 優れた科学や人文的な 未来の理想図も


 数々の光と影が


 世界には満ちている




 それらが将来 未来のわたしたちに


 まったく客観的にとらえられ 再考されるとしたら


 あなたのその態度は本当に


 正しいことだったろうか




 ただ自分の都合だけを見て


 物事の本質については考えず


 現在のことについてしか考えない


 自分の周囲のものについて


 自分勝手な理由を押しつけて


 それらが価値あるものとなるように行動しない


 その態度




 国として 社会集団の一員として


 そうした態度は正しいと言えるのか


 自分さえ良ければいいと


 他人の権利を踏みにじり


 自分の利益だけを求めて


 自分が、自分がと


 他者への配慮を持たず


 理想も 感謝も 尊厳も


 人としての想いも無くし


 それが人間らしさだとするならば




 わたしはそれを軽蔑する

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