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「錬金詩」黒化よりの解放と再生
錬金術をテーマにした詩です。
わかる人にわかれば……
黒化についての内容です。
三倍も偉大なる者は
「光を掲げもするが、私の本質は闇なり」と警告する
偉大なる人類の導き手──選定者 あるいは告げる者 霊感の支配者
光を以て浄化せよ
黒い闇の沼底に沈む 失われた太古の亡霊
我は闇より解放されし者
青い光に導かれ 知性の鍵を得し者とならん
黄金色に輝く 錬金術の花
おまえの中より 真実を解き放ち
香しい命の滴を 我に与えよ
恐るべき暗鬱を遠ざける
導きの光 偽りを退ける 真実の輝き
正しき言霊を告げ 暗闇の惑いを 打ち払い給え
真理の言葉のみを口にし
闇の中の影を恐れず 光で照らし出す
真に強き言葉
清廉なる理性の光よ
我は太古の影より学び
それを恐れず たゆまず
暗闇の道なき道を 孤独に進み
迷わず歩みつづける
いと高き理性の 神秘の塔に隠された
人智の書を求めるが故に




