表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

157/200

恐れ知らず

 子供のころは恐れを知らず


 凍った池を見ると


 氷の上を度胸試しに 歩いたものだ


 小柄で細身だったとはいえ


 ぎしぎしと音を立てる 氷の上を歩くなど


 危険きわまりないことだ




 子供のころのそれは


 恐れ知らずというよりも


 想像力のない 愚かさからくるものだと


 大人になって理解する


 氷が割れて 池に落ちれば


 冷たい水で ずぶぬれになり


 ただでは済むまい




 愚かだったあのころ


 けれども日々の生活は


 いつも輝いていた


 恐れを知らず


 希望だけを胸に抱いて


 わくわくと


 毎日が楽しい


 そう思っていたものだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ