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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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154/200

廃棄(食品ロス)

最近はコロナの影響で牛乳が余るとか(学校給食に出されるはずだったものなど)、余った牛乳でバターを作ってほしい。

 我が国では野菜などを


 外国からも輸入し


 国内が豊作になると


 大量に在庫をかかえて


 食品を廃棄せざるを得ないという




 世界のどこかでは


 その日の食べ物を得るにも


 困る人がいるというのに




 わたしは恥ずかしく思う


 このような贅沢を


 恥ずかしく思う


 日々の食事が得られるのが


 当たり前などと考える


 その思い上がりを 恥ずかしく思う




 生産者がいて 消費者がいて


 毎日 毎日 当然のように


 商品が店頭にまで並べられているのが


 当たり前だという態度に


 わたしは恥ずかしく思う




 恥ずかしくて 恥ずかしくて


 とても世界の人々に


 わたしは日本人ですと 名乗ることなど


 できそうにない


 ああ、恥ずかしい 恥ずかしい

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