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光陰は過ぎ去りて
時は過ぎ、あなたもわたしも年を取る
避けられぬ運命を前に
わたしたちが見つめるものは
未来への希望か絶望か
日に日に加速する焦り
若いうちには考えもしなかったと
多くの人が語っていたように
わたしもあなたも
そのときが迫るだろう
月日が流れて
また来年が近づく
年の瀬に想う
来年こそはという焦り
愛も夢も現実も
そのすべてを受け入れ
そして放棄し
あきらめも迷いも持たずに
光陰の中に漂うばかり
わたしは光を浴びて
ただ影を生む
また明日が訪れれば
一日を生きるために
目の前のことに取り組むのだ
過ぎ去った日々を想いながら
遠くまで来たものだと




