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うろな高校駄弁り部  作者: アッキ@瓶の蓋。
撮影対決5番勝負!の章

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3月8日 1番勝負! 双子の撮影テクニック

 3月8日、天候曇り時々晴れ。

 撮影に適するとされる曇りの日。

 今日、この日。温泉津=ヒューバート=来夏と田中映写の2人の撮影対決の1番勝負が開かれようとしていた。


「降矢くるみです。よろしくおねがいします」

「降矢みるくです。よろしくおねがいします」


 と、それぞれ2人の小学生が頭を下げていた。

 2人の容姿は瓜二つ。2人の声も瓜二つ。2人の服も瓜二つ。まるで日本人形のような双子であった。


「今日はよろしくおねがいします。ねぇ、みーちゃん♪」

「今日はよろしくおねがいします。ねぇ、くーちゃん♪」


 そう言いながら、来夏と映写は2人の少女を見ていた。


「第1番勝負。双子の魅力をどう引き出すか? それが今回の勝負内容でございます。……これがあなたの望む水鏡栗花落ですか?」


 と、何故かこの寒い中、露出度が高いバニーガール姿の水鏡栗花落は、『ラウンド1』と書かれた看板を掲げて、そう言った。


「とまぁ、第1番勝負はこの降矢くるみさんと降矢みるくさんの撮影勝負。2人には10枚まで撮影する事を許可します。その10枚のうち、1枚を提出して貰い、2人の撮影技術を競い合います」


 僕はそう説明する。すると2人は揃って顔を見合わせていた。まぁ、1番勝負からかなり難解な勝負内容だと言う事は分かっている。

 降矢くるみと降矢みるく。うろな町でもこの2人をきちんと見分けられる人は少ない。この2人の違いと言えば、ネックレスくらいである。この2人の写真をどうするかが、今回の撮影技術を問う重要な問題なのだ。


 どちらか片方を撮影するか? それとも2人とも撮影するか? あるいは別の方法か? 何にせよ、撮影は難しいだろう。それに今回の審査員(・・・)も納得出来なければ、勝ちは来ない。


「では、2人とも撮影を開始してください」


 そう言って、来夏と映写の2人はそれぞれ撮影を開始した。


 うろな町撮影5番勝負、第1番。

 『双子の撮影対決』の開始である。

 パッセロさんより、降矢くるみと降矢みるくの2人をお借りしました。

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