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79 火の玉

 雨のそぼ降る夜でした。

 長屋の差配(さはい)の長兵衛さんと、そこに住む与太郎が墓場のそばを通りかかったときでした。

 与太郎が墓場を見て指さしました。

「長兵衛さん、あれを見てください!」

「おう、火の玉じゃねえか」

 そこには火の玉が二つ、ふわふわと寄り添うように浮遊していたのでした。

 火の玉が人の姿に変わっていきます。

 それは若い男と女でした。

「おりんさんだ!」

「もう一人はお侍だな」

「二人は恋仲だったと聞いておりましたが」

「それが叶わぬ恋でな。つい三日ほど前、二人は心中しちまったんだよ」

「じゃあ、死んでこうして。ところで長兵衛さん、あの二人、ずいぶんアツアツですね」

「そりゃそうだ、元は火の玉だからな」


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