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63 心の洗濯
今日は日曜日。
窓を開けると天気は快晴、絶好の洗濯日和である。
オレはしばらくためこんでいた洗濯物をかき集め、洗濯機の中に放り込み、水をジャブジャブと流し込んだ。
――そうだ!
心の汚れも洗い流してもらおう。
オレはついでとばかりに、胸の内から仕事で疲れた心を取り出し、洗濯機の中に放り込んだ。
胸の中が空になった。
洗濯機の槽がぐるぐるまわる。
心もいっしょにぐるぐるとまわる。
洗濯が終わった。
洗った心を一番に取り出し、それをすぐに胸の内にもどしてやった。
するとしばらくぶり、爽快感が胸いっぱいに広がってゆくのを感じた。
最近。
仕事や人間関係に疲れていた。
オレの心。
いつかしらひどく汚れていたのだろう。




