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24 しょうもない話
今回はしょうもない話である。
その日。
会社の車で外まわりの営業の途中、オレは間の悪いことに便意を催してしまった。
次の取引先まで車で三十分ほどかかる。
そこまでとても我慢できそうになく、かといって周辺を見まわすも、トイレを借りられそうな建物は見あたらなかった。
とりあえず先へと車を走らせる。
やがて下腹が痛くなってきた。
漏れそうで、そう長くはもちそうにない。
早くトイレを見つけなければ……。
そんなときだった。
遠くに見覚えのある公園が見え、そこに公衆トイレがあることを思い出した。
オレは公園まで車を走らせ、それから急いでトイレに駆け込んだ。
だが、トイレ内になぜか便器がひとつもない。
大もなければ小もない。




