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TS転生したから野球で無双する  作者: インスタント脳味噌汁大好き


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第244話 オーストラリア

南米予選では、隔年で予選通過をするかしないか。そんなオーストラリアは今年3位で南米予選を通過し、ブロック予選も2位ながら通過した。そしてBブロック1位通過だったカナダを打ち破って、ベスト8進出を決めた。


……北米予選でドミニカに勝った優勝候補ド本命のカナダを9対8で倒して勝ち上がって来るのは、流石に予想してなかった。開催国ということもあり、球場はオーストラリア側の声援が大きい。そして何より、オーストラリア代表の士気が高い。


彼女らにしてみれば、優勝候補筆頭を打ち倒した後だから日本が怖くないんだと思う。野球は必ず強いチームが勝つスポーツでは無いし、運というものにも左右はされる。


カナダ戦に、投手を大量に投入したオーストラリアは連投規制や球数制限に引っかかった選手が5人もいる。そのせいでオーストラリアの先発予想の投手は、最速132キロでコントロールもイマイチと、それほど良い投手ではない。


……それでも勢いや流れというもので格上に勝利するなんて野球ではよくあることだし、油断なんてしている人は1人もいない。今日の日本代表の先発は、イングランド戦でも先発だった大槻さん。



オーストラリア戦 U18W杯日本代表 スターティングメンバー


1番 二塁手 赤石(山梨学園・3年)

2番 DH  伊藤(湘東学園・2年)

3番 一塁手 本城(湘東学園・3年)

4番 中堅手 実松(湘東学園・2年)

5番 右翼手 大村(大阪桐正・3年)

6番 遊撃手 荻野(宝徳学園・2年)

7番 左翼手 白木(城西高校・3年)

8番 捕手  篠宮(宝徳学園・3年)

9番 三塁手 内河(履陰社・3年)

投手 大槻(和泉大川越・3年)



また真凡ちゃんがDHになっているけど、守備面では真凡ちゃんより白木さんの方が良いから仕方ない。昨日の試合、真凡ちゃんが白木さんだったら韓国の3点目は防げていたしね。


日本対オーストラリアの試合は日本の先攻で始まり、先頭バッターの赤石さんがカウント1-2から4球目のストレートをレフト前へ運ぶ。真凡ちゃんもセンター前へのヒットで続き、本城さんが右中間を破るツーベースであっさりと先制。あ、あれ?思っていたよりあっさりと点が取れたね。


2対0になってノーアウトランナー2塁の場面で、私を迎える。向こうも絶対勝ちたいはずだし、四球覚悟で難しい所へ投げ込んで来るかと思ったら、腰の高さの甘い球が来たので場外へ持って行く。


ツーランホームランになって、4対0。ここで相手の投手が代わり、左腕のサイドスローになった。


「調子が悪かったのかな。甘い球が来過ぎていたし、ここからが本番?」

「……大村さんがフェンス直撃のツーベースを打っている辺り、まだまだ攻撃は続きそうね」

「うわ、緩い変化球が真ん中に入ってるし。日本の打撃陣が、久しぶりに爆発してるよ」


ベンチに戻って真凡ちゃんと一緒に応援するけど、日本代表の重量級打線が初回から機能しているし、裕香ちゃんや篠宮先輩も打って日本はもう6点目。オーストラリア相手に、大量のリードをする展開となった。


オーストラリアの世界ランクは、24位。高い方だけど、トップ20とそれ以下では壁がある。決勝トーナメントの初戦に全力を尽くし、カナダに競り勝ったオーストラリアは勢いそのままに戦いたかったはず。


それが赤石さん、真凡ちゃん、本城さん、私の上位打線に打ち砕かれて、一気に魔法が解けた。カナダ代表と戦っていたオーストラリア代表は凄く強そうに思えたけど、9番の内河さんに粘られてヒットを打たれた2番手投手を見るとそこまで強そうには思えない。


2巡目に入って、真凡ちゃんのタイムリーヒットで7点目を獲得。本城さんの大飛球はセンターが追い付いて捕球し、ようやくスリーアウトチェンジ。7対0で1回裏を迎えて、マウンドに登るのは和泉大川越の大槻さん。


今日の試合は準々決勝で、日程的に今日1番球数を投げた人は準決勝と決勝のマウンドには登れない。大槻さんは、たぶん今日の先発がU-18W杯でラストの登板だと認識しているはず。プロのスカウト達にアピールできる、最後のチャンスだし当然全力だ。


……今年のドラフト、どうなるんだろう。森友さんは確か東京ジャイアントが1位指名するって言ってたけど、怪我をしたし回避する可能性はある。藤波さんと、特に芳田さんがこのU-18W杯で評価を上げたし、1位指名はこの2人が掻っ攫いそうなのはわかるけど……。


大槻さんが、1位で指名を貰えるかは今日の試合にかかっている。外れ1位で指名されるのと、最初から1位指名を受けるとではやっぱり変わって来るし、大槻さんは後者を狙っているはず。


そして大会が進み、注目度が上がったこの決勝トーナメントの舞台で、大槻さんは圧巻のピッチングを見せた。初回、得意のチェンジアップと速球を交互に投げるだけで、オーストラリアの上位打線を三者連続三振に抑えてしまう。まだ1回の攻防が終わっただけだけど、これは勝負が終わったかもしれない。

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